漢方薬の解説【香蘇散(こうそさん)】の解説 ~胃腸機能を高めつつ鬱々した気分を発散させる芳しい香りの漢方薬~ 香蘇散こうそさんは 胃腸が弱い人で、気分がすぐれず、憂鬱、精神不安などがあるもの、 または、胃腸虚弱な人の軽いカゼに用いられています。 配合されている生薬... 2023.01.03漢方薬の解説婦人科の漢方薬ストレスに使う漢方薬かぜ(感冒)に使う漢方薬消化器系の漢方薬
中薬学(生薬の効能)【養心安神薬】~酸棗仁・遠志・柏子仁・合歓皮~ 14-(2) 養心安神薬(ようしんあんじんやく) 酸棗仁(さんそうにん) クロウメモドキ科サネブトナツメの成熟種子 【性味】甘 酸 平 【帰経】心 肝 胆 【効能】養心補肝 寧心安神 斂汗 心陰を養ったり肝血を補... 2022.04.09中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【重鎮安神薬】~竜骨・磁石・朱砂・琥珀~ 14-(1) 重鎮安神薬(じゅうちんあんじんやく) 竜骨(りゅうこつ) 古代(新生代)の大型哺乳動物(馬類、犀類、鹿類、牛類、象類などの原動物)の化石化した骨 主として炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなど 歯牙の化石は「竜歯... 2022.04.09中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)安神薬(あんじんやく)の概念 14.安神薬 安神薬とは、精神を安(やす)んずる薬、すなわち気落ちを安らかにする作用を有する薬のことです。 精神の鎮静や安定のために用いられます。 安神薬は、重鎮安神薬(じゅうちんあんじんやく)と養心安神薬(ようしんあんじんや... 2022.04.09中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【理気薬】~陳皮・青皮・枳実・香附子・木香・薤白・烏薬・柿蒂・川楝子~ 8-(1) 理気薬(りきやく) 他の項目に分類されている生薬でも理気りき作用(気を巡らせる作用)を有するものはたくさんありますが、 こちらには理気薬としての代表的な生薬をまとめます。 理気薬の一般的な作用についての解説はこちら... 2021.12.30中薬学(生薬の効能)
症状別過敏性腸症候群(IBS)① ~症状と原因について~ 症状 腸が敏感に反応してしまう 消化管の動き(食べたものを消化・吸収・排泄するはたらき)は、自律神経によって調節されていて、普段は特に意識をしなくても、正常に動いてくれています。 しかし、緊張や不安があるとき、寝不足のとき、時... 2021.02.28症状別
症状別過敏性腸症候群(IBS)② ~使用される薬の特徴と注意点~ 過敏性腸症候群②:過敏性腸症候群の治療に用いられる主な薬(西洋薬と漢方薬)とその特徴。また薬を使用するときの注意点について。 2021.02.24症状別
漢方薬の解説【帰脾湯】と【加味帰脾湯】の解説 弱っている脾(胃腸)のはたらきを回復させるという意味の「帰脾湯」と、それに柴胡と山梔子が加味された「加味帰脾湯」。胃腸が弱く体力がない方の、不眠や精神不安などに用いられる漢方薬です。配合される生薬の特徴と作用のポイント、注意点を解説します。 2021.01.16漢方薬の解説不眠に使う漢方薬血虚で使われる漢方薬気虚に使われる漢方薬
漢方薬の解説ストレスで悪化する咳や喘息に【神秘湯】~気を巡らせながら咳を止める漢方薬~ 精神的要素に関連する咳、不安症状が強い方の慢性の咳に使われる「神秘湯」。生薬の構成の特徴と、その効果、使用上の注意点を解説します。特に麻黄の配合量が多い点は注意が必要です。 2020.12.01漢方薬の解説咳に使われる漢方薬
違い・使い分け柴胡剤の、実証向きか虚証向きかの目安 柴胡と黄芩の2つを主薬として配合しているいわゆる柴胡剤(さいこざい)を使うにあたって、いわゆる実証~虚証に応じてどの柴胡剤を選ぶべきかの目安があります。生薬の構成をみれば理解できますので解説します。 2020.11.09違い・使い分け
漢方薬の解説【柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)】の解説 小柴胡湯(しょうさいことう)の加減方のひとつ。小柴胡湯に比べやや実証向きの漢方薬。配合されている柴胡・竜骨・牡蛎・茯苓・大黄にはいずれも精神を安定させる作用があるためストレスからくる様々な症状に対して応用されています。 2020.11.02漢方薬の解説不眠に使う漢方薬ストレスに使う漢方薬
漢方薬の解説【釣藤散(ちょうとうさん)の解説】 釣藤散(ちょうとうさん)は、慢性的に肩こり・めまい・耳鳴り・頭痛・頭重感がある人、特に、胃腸が弱ってきていて、高血圧や動脈硬化症の傾向のある、中高年くらいの方に多く用いられる漢方薬。生薬の構成、釣藤散の効能のポイントを解説します。 2020.08.24漢方薬の解説ストレスに使う漢方薬めまいに使われる漢方薬
漢方薬の解説【柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)】の解説 「小柴胡湯」と同じく柴胡剤のグループに入ります。柴胡剤の中では虚証の傾向がある方に用いられることが多い漢方薬です。名前は似ていますが「柴胡桂枝湯に乾姜を加えたもの」ではありません。柴胡桂枝乾姜湯が使われるポイントを解説します。 2020.07.14漢方薬の解説ストレスに使う漢方薬かぜ(感冒)に使う漢方薬
漢方薬の解説【柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)の解説】 柴胡桂枝湯は、「小柴胡湯」と「桂枝湯」とを合わせたもので、やや虚証向きの「柴胡剤」です。2つの処方を兼ね備えるので、適応範囲が非常に広い方剤となります。柴胡桂枝湯の特徴と注意点について解説します。 2020.06.15漢方薬の解説痛みに使う漢方薬ストレスに使う漢方薬かぜ(感冒)に使う漢方薬
漢方薬の解説【抑肝散の解説】~たかぶった「肝」によるイライラや興奮を抑える~ 認知症の薬というイメージがあるかもしれませんが、もともとは小児のための方剤です。夜泣き、疳(かん)の虫、チック、ひきつけなど、情緒が不安定な状態にある子供に対して、または、そんな子供への不安やイライラで育児ストレスを抱える母親に対して用いられてきたものです。 2020.05.29漢方薬の解説