東洋医学・中医理論の話

中薬学

清熱薬(せいねつやく)の概念

漢方の治療原則では「熱なる者はこれを寒す」であり、熱のある者に用いる薬が清熱薬です。よって清熱薬はだいたい寒涼の性質を持っているものが分類されます。使用する際にはその熱がどこのどういう熱なのか、ということを考えながら使用することが大事です。
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第12条 鼻カゼに桂枝湯(けいしとう)

『傷寒論』第12条 いよいよ「桂枝湯」(けいしとう)が出てきます。 桂枝湯は、『傷寒論』の一番最初に登場する方剤で、このあと桂枝湯を基本にして、生薬が足されたり引かれたりして、様々な方剤に発展していきます。 漢方薬の出発点とも...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第11条 見かけの熱い冷たいが真実とは限らない

『傷寒論』第11条 太陽病の総論の最後です。 熱があって体がとても熱いのに、本人は寒がっている、 逆に、体がとても冷えているのに、本人は熱がっている。 そんな状況が起こる可能性もあります。 寒邪なのか熱邪なのか。そ...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第8条~第10条 日にちが経てば自然に治ったりもする

『傷寒論』第8条~第10条 8条から10条までは、太陽病において、特別漢方薬を使わなくても、自然に治癒する状態もあることが挙げらられています。 ただしこの辺りは、漢方理論上の話と、臨床経験上の話との、整合性をとろうしている内容でもあ...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第7条 熱が出るとき出ないとき(陽病と陰病)

『傷寒論』第7条 第7条は、発熱のある時とない時で、病邪の位置がどこから始めるのか、について。 ご存知の通り、カゼのときに熱が出るのは、自身の免疫力を高めるためと、熱によってウイルスを弱らせるためで、いわゆる自己防衛反応のひとつです...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第6条 温病(うんびょう)は傷寒とは違うものです

『傷寒論』第6条 第2条で、太陽病の中風、 第3条で、太陽病の傷寒、がありました。 そして、太陽病にはもう一つ、温病があります。 傷寒であれば、風寒のような寒の性質の邪による病です。 対して温病であれば、風熱のよう...
臓腑の話

東洋医学的な「肺」のはたらき【宣発と粛降】の解説

東洋医学的な「肺」のはたらきについては「宣発」と「粛降」を知ることがもっとも基本です。宣発(せんぱつ)とは上へまたは外へ動かす作用、粛降(しゅくこう)とは下へまたは内へ動かす作用のことです。宣発と粛降がうまくバランスがとれている、というのが正常な状態です。
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第5条 何日も症状が変わらないこともある

『傷寒論』第5条 急性の熱性疾患であるので、 第4条で忠告しているように、初日から数日のあいだに、急激に症状が進行するおそれもあります。 が、そうじゃないこともあります。 第5条 傷寒二三日、陽明少陽証不見者、為不伝 読...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第4条 初日から症状が急変することがある

『傷寒論』第4条 傷寒論は、太陽病から始まります。 ただし、急性の熱性疾患であるので、症状が急に進行してしまうこともあります。 第4条からは、発症してからの日数にかかわらず、常に症状の変化に注意して対応しなければいけないことを...
臓腑の話

東洋医学の「脾=膵臓」説について

東洋医学の五臓六腑に含まれていない臓器に「膵臓」があります。一方、東洋医学の「脾」と西洋医学の「脾臓」のはたらきはかなり違っており、混乱を生じやすいです。そこで解剖学的に特定できない東洋医学の「脾」は、本当は「膵臓」なのではないかと考えると納得できる点があります。
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第3条 傷寒(しょうかん)とはインフルエンザ?

『傷寒論』第3条 いよいよ「傷寒」とは、です。 第1条、第2条から読みたい方は、こちら↓からどうぞ。 第1条「太陽病」について 第2条「中風」について 第3条 「太陽病、或已発熱、或未発熱、必悪寒、体痛、嘔逆、脈陰陽...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第2条 中風(ちゅうふう)とは一般的な感冒のこと

『傷寒論』第2条 『傷寒論』の第2条は、中風についてです。 「中風」という言葉は、 脳卒中、または半身不随や言語障害など脳卒中による後遺症のことを指して使うことも多いですけど しかし、『傷寒論』の中風は、それとは別の内容...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第1条 太陽の病って何?

『傷寒論』第1条 漢方薬を勉強しようと思えば、避けては通れない『傷寒論』。 「カゼのひきはじめには葛根湯が良いらしい」という知識だけで葛根湯を使うのと、 葛根湯を使うべき根拠を押さえながら葛根湯を使うのとでは、 もし、葛...
臓腑の話

五臓六腑の「五臓」と「六腑」と「その他の臓腑」の違いとは

東洋医学における五臓六腑(ごぞうろっぷ)、五臓と六腑の違い、東洋医学にしか存在しない「三焦」(さんしょう)とは何なのか、また五臓にも六腑に含まれない臓器について、まとめています。
東洋医学・中医理論の話

『神農本草経』における生薬のランク分け

『神農本草経』は、漢方の三大古典のひとつ。最古の薬物書です。『神農本草経』における生薬のランクの分け方、その東洋医学的な特徴について。
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