東洋医学・中医理論の話

中薬学(生薬の効能)

【収渋薬】~五味子・五倍子・烏梅・訶子・麻黄根・浮小麦・肉豆蔲・赤石脂・蓮子/蓮肉・山茱萸~

18 収渋薬(しゅうじゅうやく) 収渋薬は、収斂・固渋の作用をもつ薬物のことです。 収納させておくとか、漏れないようにコントロールする、というような作用のことです。 収斂薬、固渋薬と呼ばれることもあります。 正気や体液(気・血・...
中薬学(生薬の効能)

【補陰薬】~沙参・麦門冬・天門冬・石斛・黄精・玉竹・百合・枸杞子・女貞子~

17-(4) 補陰薬(ほいんやく) 補陰薬とは、陰液を養い(滋養し)、津液を生じ、燥を潤す効能がある生薬のことで、主に陰虚証に用いられます。 陰虚証は、熱病の後期(→熱によって津液が消耗)に生じるものが多く、または慢性的な疾患(→精...
中薬学(生薬の効能)

【補血薬】~当帰・熟地黄・何首烏・白芍・阿膠・竜眼肉~

17-(3) 補血薬(ほけつやく) 血(けつ)を補い、主に血虚証を改善するのに用いる生薬を、補血薬といいます。 一般に血虚の症状としては 顔色につやがない、唇や爪が蒼白(白っぽい)、頭のふらつき、目がかすむ等…[血虚一般]...
中薬学(生薬の効能)

【補陽薬】~鹿茸・紫河車・淫羊藿・巴戟天・肉蓯蓉・杜仲・続断・狗脊・蛤蚧・胡桃肉・補骨脂・益智仁・菟絲子・沙苑子・骨砕補~

17-(2) 補陽薬(ほようやく) 補陽薬は、陽気を強める作用があり、陽虚を改善するのに用いられる生薬です。助陽薬とも言います。 陽虚とは、陽気が弱まっている状態です。気虚の程度が進んで、人体の機能面の低下がみられます。 一般...
中薬学(生薬の効能)

【補気薬】~人参・党参・黄耆・白朮・山薬・甘草・大棗・膠飴・扁豆~

17-(1) 補気薬(ほきやく) 補気薬とは、気を補って気虚ききょを改善するのに用いる生薬です。益気薬えっきやくとも言います。 気虚は、気の量の不足、あるいは気の作用の不足ですので、臓腑の機能の低下や、抵抗力の減退などによる症状があ...
中薬学(生薬の効能)

補虚薬(ほきょやく)の概念

17.補虚薬 補虚薬とは、虚(=足りていないもの、弱いもの)を補う薬で、 正気を補う、体質を改善させる、病気に対する抵抗力を増強させるといった、虚弱状態の改善のため、いわゆる虚証に用いられる生薬のグループです。 補虚薬はまた状...
中薬学(生薬の効能)

開竅薬(かいきょうやく)~麝香・竜脳・蘇合香・石菖蒲~

16.開竅薬 開竅薬とは 開竅薬(かいきょうやく)は、独特の強い芳香のある生薬で、意識を覚醒させる目的で使用する薬のことです。 東洋医学での「心」は、神志(精神意識)を主っていて、 何らかの邪気によって心の竅(あな)が閉ざされた...
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平肝熄風薬(へいかんそくふうやく)の概念

15.平肝熄風薬 平肝熄風薬は、肝陽を平定させ、(内風を)熄風させる薬のことです。 熄は、「火が消える」「灰に埋めた炭火」などの意味がある漢字で、 内風の症状をしずめることを「熄風」と言います。 内風というのは、陰虚や血...
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【熄風止痙薬】~釣藤鈎・天麻・羚羊角・地竜・白僵蚕・全蝎・蜈蚣~

15-(2) 熄風止痙薬(そくふうしけいやく) 釣藤鈎(ちょうとうこう) アカネ科カギカズラの鈎(カギ)状をした短い茎枝(トゲ) 【性味】甘 微寒(涼) 【帰経】肝 心包 【効能】熄風止痙 清熱平肝 熄風止痙・清熱平肝 肝風を...
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【平肝潜陽薬】~石決明・牡蛎・代赭石・蒺藜子・羅布麻・決明子・珍珠・珍珠母~

15-(1) 平肝潜陽薬(へいかんせんようやく) 石決明(せっけつめい) ミミガイ科アワビ類またはトコブシ類の貝殻 【性味】鹹 微寒 【帰経】肝 【効能】平肝潜陽 清肝明目 ①平肝潜陽 肝陽上亢による(肝腎陰虚によって...
中薬学(生薬の効能)

【養心安神薬】~酸棗仁・遠志・柏子仁・合歓皮~

14-(2) 養心安神薬(ようしんあんじんやく) 酸棗仁(さんそうにん) クロウメモドキ科サネブトナツメの成熟種子 【性味】甘 酸 平 【帰経】心 肝 胆 【効能】養心補肝 寧心安神 斂汗 心陰を養ったり肝血を補...
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【重鎮安神薬】~竜骨・磁石・朱砂・琥珀~

14-(1) 重鎮安神薬(じゅうちんあんじんやく) 竜骨(りゅうこつ) 古代(新生代)の大型哺乳動物(馬類、犀類、鹿類、牛類、象類などの原動物)の化石化した骨 主として炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなど 歯牙の化石は「竜歯...
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安神薬(あんじんやく)の概念

14.安神薬 安神薬とは、精神を安(やす)んずる薬、すなわち気落ちを安らかにする作用を有する薬のことです。 精神の鎮静や安定のために用いられます。 安神薬は、重鎮安神薬(じゅうちんあんじんやく)と養心安神薬(ようしんあんじんや...
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【止咳平喘薬】~杏仁・白前・前胡・百部・紫苑・款冬花・蘇子・馬兜鈴・桑白皮・葶藶子・枇杷葉・旋覆花・白果・洋金花~

13-(3) 止咳平喘薬(しがいへんぜんやく) 杏仁(きょうにん) バラ科ホンアンズなどの成熟種子(仁) ※アンズの果肉の内側にある種子のように見える木質化した硬い殻(内果皮)を割ってその中にあるのが「仁」と呼ばれる種子 ※...
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【清化熱痰薬】~竹筎・桔梗・貝母・瓜蔞(栝楼)~

13-(2) 清化熱痰薬(せいかねったんやく) 竹筎(ちくじょ) イネ科のハチク(またはマダケ)の(茎⇒)稈(かん)の内層(を薄く帯状に削ったもの) 【性味】甘 微寒 【帰経】肺 胃 胆 【効能】清熱化痰 除煩 止嘔 ①...
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