漢方薬がもっとみんなの身近なものになるように
当サイトは漢方薬生薬認定薬剤師による漢方薬と生薬の解説サイトです。漢方薬はちょっとむずかしいって思っていませんか?漢方薬がみなさんの健康に役立つものとなることを願って、分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
生薬(中薬)のこと
- 生薬一覧(あいうえお順)
- 効能別分類表と中医学的解説
- 甘草と偽アルドステロン症
- 麻黄とエフェドリンの副作用
- 附子とトリカブト
- 甘草を含む漢方薬と含まない漢方薬の違い
- 桂枝と桂皮の違い
- 桃仁と杏仁の違い
- 白朮と蒼朮の違い
- 生地黄、乾地黄、熟地黄の違い
- 白朮の利水作用
- 半夏を含む漢方薬
- 生薬の味(五味)について
- 『神農本草経』における生薬のランク分け
漢方薬(方剤)のこと
- 漢方薬一覧(あいうえお順)
- ツムラ医療用エキス製剤一覧(あいうえお順)
- 症状・疾患・お悩み別の漢方薬一覧(作成中)
- 主要構成生薬による分類
- 市販薬の商品名と漢方薬の対応表
- 各漢方薬の解説記事の一覧
- 似た漢方薬の使い分けの記事
- 柴胡剤の実証向きか虚証向きかの目安
- エキス製剤にない方剤(漢方薬)をエキス剤の合方(併用)で対応する例
- この例文で安心!漢方薬の説明のポイント・例文集(薬剤師や登録販売者向け)
服用方法のこと
- 煎じ薬について(エキス剤との違い・煎じ方・服用方法)
- 小児の服用量について
- 漢方薬を飲みやすくする工夫
- 漢方薬はお湯に溶いて服用するべき?
- 漢方薬の服用するのは食間?食前?食後?
- その他漢方薬に関するよくある質問
漢方用語集
その他のこと
漢方薬の考え方
「薬」と効くと「病気になったら飲むもの」「病気を治すもの」と西洋薬を想像する方が多いかもしれません。
漢方薬と西洋薬の大きな違いは、漢方薬では病名ではなく、“証”という漢方的な見方によって、体全体の状態や変化に対する体の反応を指針とするところです。
食後は眠くなって当たり前
生理は痛みがあるのが当たり前
天気の悪い日にだるくなるのは当たり前
指先は冷えていて当たり前
長年の症状なので、もうそれが当たり前だと思い込んでしまっていませんか?
漢方では、それは当たり前とは考えません。
当たり前と思っている症状も漢方薬で改善できる可能性があります。
漢方薬の有効活用
例えば痛みがある方。どの部位がどう痛いか、という症状そのものももちろん大事ですが、
「どのような時に症状が悪化しやすいか」というのが、適した漢方薬を選ぶ重要なポイントです。
体が冷えたとき、ストレスを感じたとき、疲れたとき、等
思い出していただくと症状の特徴がハッキリしてきて、根本的な治療をはじめるきっかけになります。
漢方の相談の際には、その辺りのことまで伝えることが、良い漢方薬を選んでもらうためのコツです。
現在の日本の漢方薬は、大きく2つの種類のものがあります。
一つは、生薬を煎じて服用する漢方薬。昔ながらの本格的な漢方薬です。
漢方薬の有効成分をしっかり摂ることができます。
体を温める効果、また煎じた漢方薬の香りを嗅ぐことによる効果も期待できます。
もう一つは、漢方薬の成分をエキス化したもの。
携帯に便利で必要なときにサッと服用できる現代的な漢方薬です。
味や匂いが苦手な人でも比較的飲みやすいです。
生活スタイルに合ったものを利用してみてください。