血虚で使われる漢方薬

漢方薬の解説

【帰耆建中湯(きぎけんちゅうとう)】の解説

帰耆建中湯(きぎけんちゅうとう)の解説ページです。小建中湯に当帰と黄耆を加えたもので、虚弱体質の改善、病後や術後の体力回復、ねあせ、化膿性皮膚疾患に用いられる漢方薬です。配合される生薬のはたらき、効能効果、使用のポイントについて解説します。
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【大防風湯】の解説~慢性の膝関節痛に用いられる漢方薬~

大防風湯(だいぼうふうとう)の解説 大防風湯だいぼうふうとうは、おもに慢性の関節痛(とくに膝)に用いられています。 気血を補う生薬がベースに配合されており、体力の衰えた高齢者、やせている方、虚弱な方に適した漢方薬です。 倦怠感...
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【七物降下湯】~高血圧にともなう随伴症状に使われる漢方薬~

七物降下湯(しちもつこうかとう)の解説 七物降下湯しちもつこうかとうは、おもに高血圧症(とくに最低血圧が高い)と、それに随伴する症状に用いられます。 昭和期の代表的な医師、大塚敬節氏が自らの高血圧治療のために考案した処方です。 構...
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【当帰建中湯】~血虚をともなう下腹部痛に用いる漢方薬~

当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)の解説 当帰建中湯とうきけんちゅうとうは、 「桂枝加芍薬湯けいしかしゃくやくとう」(または「小建中湯しょうけんちゅうとう」)に、補血薬ほけつやくである当帰とうきを加えたものです。 桂枝加芍薬湯...
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【連珠飲】~四物湯と苓桂朮甘湯を合方したもの~

連珠飲(れんじゅいん) 構成生薬 当帰(トウキ) 白朮(ビャクジュツ) 芍薬(シャクヤク) 川芎(センキュウ) 地黄(ジオウ) 茯苓(ブクリョウ) 桂皮(ケイヒ) 甘草(カンゾウ) ...
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【帰脾湯】と【加味帰脾湯】~胃腸虚弱の方の不眠に使われる漢方薬~

弱っている脾(胃腸)のはたらきを回復させるという意味の「帰脾湯」と、それに柴胡と山梔子が加味された「加味帰脾湯」。胃腸が弱く体力がない方の、不眠や精神不安などに用いられる漢方薬です。配合される生薬の特徴と作用のポイント、注意点を解説します。
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【当帰芍薬散】の解説~補血と利水の効果を合わせた漢方薬~

当帰芍薬散の解説ページです。「血」の不足を補う作用があり、冷え症で貧血ぎみの女性によく使われています。女性用の漢方薬のイメージが強いですが、男性にも用いられますし、非常に適応範囲の広い方剤です。効能効果、使用時の注意点などを解説します。
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【当帰飲子】の解説~乾燥肌の皮膚のかゆみに用いる漢方薬~

当帰飲子(とうきいんし)の解説ページです。慢性的な皮膚症状で、とくに皮膚がカサカサしている乾燥性の湿疹や痒みに適している漢方薬です。いわゆる血虚にともなって発生する「かゆみ」に用います。構成生薬の特徴や使い方、注意点などについて解説します。
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【十全大補湯】の解説~気と血を両方補う漢方薬~

三大補剤(補中益気湯・十全大補湯・人参養栄湯)のひとつ。十全大補湯は、気虚と血虚をともに改善したいときの漢方薬で、体力が著しく消耗している状態のときに使います。十全大補湯の効果や副作用、使用のポイントについて。
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不正出血や月経過多などに【芎帰膠艾湯】~補血と止血の効果をもつ漢方薬~

芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)は補血と止血の作用のある漢方薬で、女性の不正出血や、月経過多、あるいは痔出血などに使われます。配合されている生薬とそのはたらきについてまとめ、作用の特徴や注意点を解説します。
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【潤腸湯(じゅんちょうとう)】の解説~乾燥した腸内を潤す漢方薬~

潤腸湯(じゅんちょうとう)の解説ページです。潤腸湯は便がとても硬いコロコロの便で、硬くて出ないといった便秘に用いられる漢方薬です。 潤腸湯に配合される生薬とその効果の特徴、使用時の注意点について解説します。
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【四物湯(しもつとう)】の解説~補血剤の基本の漢方薬~

四物湯(しもつとう)は補血の基本方剤であり、調経(月経を調える)の基本処方としても使われます。補血剤なので「血虚」に用いられますが、東洋医学的な「血虚」と西洋医学的な「貧血」は異なります。四物湯の補血作用の特徴と効能、注意点について解説します。
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