皮膚の症状に使う漢方薬

漢方薬の解説

【桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)】

桂枝加黄耆湯 構成生薬 桂皮(ケイヒ) 芍薬(シャクヤク) 甘草(カンゾウ) 生姜(ショウキョウ) 大棗(タイソウ) 黄耆(オウギ) 桂枝加黄耆湯けいしかおうぎとうは、桂枝湯けいしとう...
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【帰耆建中湯(きぎけんちゅうとう)】の解説

帰耆建中湯(きぎけんちゅうとう)の解説ページです。小建中湯に当帰と黄耆を加えたもので、虚弱体質の改善、病後や術後の体力回復、ねあせ、化膿性皮膚疾患に用いられる漢方薬です。配合される生薬のはたらき、効能効果、使用のポイントについて解説します。
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【葛根紅花湯】~中年以降の酒さ鼻(あかはな)の漢方薬~

葛根紅花湯(かっこんこうかとう) 構成生薬 葛根(かっこん) 芍薬(しゃくやく) 地黄(じおう) 黄連(おうれん) 山梔子(さんしし) 紅花(こうか) 大黄(だいおう) 甘草(かんぞ...
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【荊芥連翹湯】~皮膚の痒みや炎症、耳やのどの炎症に用いられる漢方薬~

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)の解説ページです。蓄膿症や慢性鼻炎のほか、アトピー性皮膚炎のような慢性的な皮膚疾患に、体質改善を兼ねてよく用いられる漢方薬です。
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【温清飲】の解説~カサカサして痒みがある皮膚疾患の漢方薬~

温清飲(うんせいいん)の解説 温清飲うんせいいんは、四物湯しもつとうと黄連解毒湯おうれんげどくとうを合わせたものです。 温清・・飲の名前で言えば、四物湯が「温」、黄連解毒湯が「清」を担っています。 四物湯は、血虚証けっきょしょ...
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【梔子柏皮湯(ししはくひとう)】

梔子柏皮湯 梔子は山梔子(サンシシ)、柏皮は黄柏(オウバク)のことです。 山梔子・黄柏には、消炎や利胆の作用があって、もともとは黄疸の要薬です。 いまでは炎症性の熱感のある皮膚疾患による痒かゆみなどに応用されています。 構成...
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【消風散】~ジュクジュクした皮膚疾患などに用いられる漢方薬~

消風散(しょうふうさん)の解説 消風散しょうふうさんは、皮膚疾患によく用いられていて、 とくに慢性の湿疹、分泌物が多い湿疹といえばまず消風散、というくらい代表的な漢方薬です。 消風散が使われる皮膚の状態は、次のような特徴がある...
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【茵蔯五苓散】~二日酔いのむかつき、蕁麻疹、黄疸などの漢方薬~

茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)の解説 茵蔯五苓散いんちんごれいさんは、 利水剤りすいざい(水毒を改善する薬)の代用的方剤である「五苓散ごれいさん」に、茵陳蒿(インチンコウ)を加えたものです。 たくさんお酒を飲み過ぎて、むかつ...
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【桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)】の解説

桂枝茯苓丸加薏苡仁 桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがんにヨクイニンを加えたものです。 桂枝茯苓丸には「丸」と付いていますが、実際には丸薬がんやくではない場合、そのことを示すため「料りょう」の字が入り、市販のエキス製剤では「桂枝茯苓丸料・...
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【越婢加朮湯】~むくみや熱感のある、関節痛やアレルギー疾患に用いる漢方薬~

越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)の解説 越婢加朮湯えっぴかじゅつとうは、 浮腫(むくみ)をひかせる作用と 炎症や熱感をおさえる作用をもつ漢方薬で、 腫はれのある関節痛や、むくみが出ているアレルギー疾患などに用いられます。 ...
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【黄耆建中湯】~小建中湯よりも気虚がすすんだ状態に用いる漢方薬~

黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)の解説 黄耆建中湯おうぎけんちゅうとうは、 小建中湯しょうけんちゅうとうに、黄耆を加えたものです。 「〇〇建中湯」のグループは、どれも胃腸虚弱がもとにある諸症状に用いられています。 黄耆...
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【清上防風湯】~ニキビ・吹き出物など顔や頭部の皮膚症状に使われる漢方薬~

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)の解説 思春期や青年期にみられるニキビに使う漢方薬として代表的なものが、 清上防風湯せいじょうぼうふうとうです。 防風が主薬の生薬になっていて、体の上部の熱を清する(炎症を除く)はたらきをし...
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【温経湯】の解説~経絡をあたためるという漢方薬の効能とは~

温経湯(うんけいとう)は、月経と関わりのある経絡を温め、気(き)と血(けつ)を十分に巡らせます。月経不順、不正出血、不妊症などに用いられ、また手のほてりや湿疹、皮膚炎にも応用されます。温経湯の作用の特徴や適する症状、注意点について解説します。
違い・使い分け

「ヨクイニン」と「薏苡仁湯(よくいにんとう)」の間違いに注意!

ヨクイニンと薏苡仁湯 「ヨクイニン」と「薏苡仁湯(よくいにんとう)」 名前は似ていてもまったく違うものです。 「ヨクイニン」は、肌あれやイボに使われます。 「薏苡仁湯」は、関節痛や筋肉痛に使われます。 成分や効能の...
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【排膿散及湯】~化膿している症状に幅広く用いられる漢方薬~

排膿散及湯は、もともと二つの方剤、排膿散(はいのうさん)と排膿湯(はいのうとう)が合わさったもの。排膿散・排膿湯、それぞれの特徴をまとめ、それらを合わせたことによる排膿散及湯の効果のポイントについて解説します。
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