東洋医学・中医理論の話

傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第4条 初日から症状が急変することがある

『傷寒論』第4条 傷寒論は、太陽病から始まります。 ただし、急性の熱性疾患であるので、症状が急に進行してしまうこともあります。 第4条からは、発症してからの日数にかかわらず、常に症状の変化に注意して対応しなければいけないことを...
臓腑の話

東洋医学の「脾」とは~「脾=膵臓」説について~

東洋医学の五臓六腑に含まれていない臓器に「膵臓」があります。一方、東洋医学の「脾」と西洋医学の「脾臓」のはたらきはかなり違っており、混乱を生じやすいです。そこで解剖学的に特定できない東洋医学の「脾」は、本当は「膵臓」なのではないかと考えると納得できる点があります。
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第3条 傷寒(しょうかん)とはインフルエンザ?

『傷寒論』第3条 いよいよ「傷寒」とは、です。 第1条、第2条から読みたい方は、こちら↓からどうぞ。 第1条「太陽病」について 第2条「中風」について 第3条 「太陽病、或已発熱、或未発熱、必悪寒、体痛、嘔逆、脈陰陽...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第2条 中風(ちゅうふう)とは一般的な感冒のこと?

『傷寒論』第2条 『傷寒論』の第2条は、中風についてです。 「中風」という言葉は、 脳卒中、または半身不随や言語障害など脳卒中による後遺症のことを指して使うことも多いですけど しかし、『傷寒論』の中風は、それとは別の内容...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第1条 太陽の病って何?

『傷寒論』第1条 漢方薬を勉強しようと思えば、避けては通れない『傷寒論』。 「カゼのひきはじめには葛根湯が良いらしい」という知識だけで葛根湯を使うのと、 葛根湯を使うべき根拠を押さえながら葛根湯を使うのとでは、 もし、葛...
臓腑の話

五臓六腑の「五臓」と「六腑」と「その他の臓腑」の違いとは

東洋医学における五臓六腑(ごぞうろっぷ)、五臓と六腑の違い、東洋医学にしか存在しない「三焦」(さんしょう)とは何なのか、また五臓にも六腑に含まれない臓器について、まとめています。
東洋医学・中医理論の話

『神農本草経』における生薬のランク分け

『神農本草経』は、漢方の三大古典のひとつ。最古の薬物書です。『神農本草経』における生薬のランクの分け方、その東洋医学的な特徴について。
臓腑の話

東洋医学における「肝」のはたらき

ストレスの影響をうけやすい「肝」  東洋医学における五臓のうち、「肝」のはたらきは、大きく二つあります。 一つは、蔵血(ぞうけつ)。もう一つが、疏泄(そせつ)です。 肝の蔵血機能 「肝」という蔵...
東洋医学・中医理論の話

【生薬の五味とは】~薬の味から効能が推測できる?~

薬味(やくみ)とは、生薬の味のことで、5つに分類されています。辛味・甘味・酸味・苦味・鹹味(塩からい)。五味からは、その生薬の薬効をおおまかに推測することができます。それぞれの味の持つ効能の特徴を解説しています。あなたが今求めている味は?欲している味からあなたの体調も推測できるかも。
東洋医学・中医理論の話

【瘀血とは】~瘀血を引き起こす原因と、瘀血による痛みの特徴~

瘀血とは、血の流れが悪くなったり停滞している血のことです。瘀血になる原因と、瘀血を疑うときの痛みの特徴について、中医学的な解釈を分かりやすく整理しています。
臓腑の話

東洋医学における「腎」の3つのはたらき

東洋医学的な「腎」は、からだの不要なものを尿として排泄する臓器としての他に「生命力のもと」とされる重要な概念があります。腎のはたらき、または腎が弱ったときの影響を、かんたんに3つに整理して解説します。
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