漢方薬の解説

第98回薬剤師国家試験から「八味地黄丸」に関する問題の解説

第98回薬剤師国家試験より 問212 40歳女性。糖尿病治療を行っていたところ、下肢のしびれの訴えがあり、八味地黄丸エキス顆粒が処方された。(処方)八味地黄丸エキス顆粒 1回2.5g (1日7.5g)1日3回...
副作用

【麻黄(まおう)】のエフェドリンによる作用と副作用

漢方薬に含まれている成分には、使い方によっては副作用に注意が必要なものも含まれており、その代表的なものとして麻黄のエフェドリンによる作用と副作用について大事なところを解説したいと思います。胃腸が弱い方、血圧が高い方、高齢の方、不眠のある方、またはアスリートの方は特に注意して頂きたいものです。
東洋医学・中医理論の話

【生薬の五味とは】~薬の味から効能が推測できる?~

薬味(やくみ)とは、生薬の味のことで、5つに分類されています。辛味・甘味・酸味・苦味・鹹味(塩からい)。五味からは、その生薬の薬効をおおまかに推測することができます。それぞれの味の持つ効能の特徴を解説しています。あなたが今求めている味は?欲している味からあなたの体調も推測できるかも。
漢方薬の解説

【麻杏甘石湯】の解説~咳がひどいときの漢方薬~

麻杏甘石湯は、ひどい咳に対して使われる漢方薬です。構成生薬は麻黄湯に似ていますが、桂枝の代わりに石膏が配合される点で使用するポイントが大きく異なります。麻杏甘石湯の作用の特徴や咳止めとして使うときの注意点について解説します。
漢方薬の解説

【応鐘散(おうしょうさん)】の解説

川芎と大黄の二味からなる処方で、別名「芎黄散」(きゅうおうさん)とも言います。便秘に伴って、上半身の気血の流れが悪くなり、頭部や顔に痛みや炎症がみられるときに用いられます。
漢方薬の解説

腸癰湯(ちょうようとう)の解説

腸癰(ちょうよう)とは、腸の炎症や、腸にできた膿のこと。その腸癰に用いられる漢方薬、その名もずばり「腸癰湯」。別名:瓜子仁湯(かしにんとう)7世紀『備急千金要方』の方剤です。大黄牡丹皮湯と非常に似た使い方をされます。あまり馴染みがないか...
痛みに使う漢方薬

葛根湯だけじゃない!専門家が肩こりに使っている漢方薬

肩こり、首のこりの漢方薬について。漢方薬の専門家が推奨している漢方薬は何でしょうか? 葛根湯? 桂枝茯苓丸? 芍薬甘草湯?例えば葛根湯が肩こりに有効だということはよく知られていますが、葛根湯以外にはどのような漢方薬が使われるのか。調べてみました。
生薬の話

物忘れの改善薬とされる遠志(オンジ)の漢方的な効果とは

2015年(単味)生薬のエキス製剤の製造販売承認申請に係るガイダンスが取りまとめられ、 その中で効能が認められている、遠志(オンジ)の「中年期以降の物忘れの改善」というものに各社注目したようで・・・その後、ただの遠志(オンジ)だけでは...
違い・使い分け

生薬構成がよく似ている【半夏瀉心湯】と【小柴胡湯】の効能が全く違う理由~

「半夏瀉心湯」(はんげしゃしんとう)と「小柴胡湯」(しょうさいことう)全然異なる病態に使われる方剤と思えて実は、構成生薬は非常に似ています。なぜ似ているのか、その違いは?
ストレスに使う漢方薬

【小柴胡湯】の解説~臓器の機能のバランスを調整する和解剤の基本処方~

急性疾患から慢性疾患、ストレス性の症状まで幅広く用いられる小柴胡湯(しょうさいことう)。他の漢方薬ともよく併用されます。少陽病の典型的な症状である往来感熱や胸脇苦満など、使用のポイントや注意点について漢方的に詳しく分かりやすく解説します。
かぜ(感冒)に使う漢方薬

【麦門冬湯】の解説~長引く乾いた咳に用いる漢方薬~

麦門冬湯(ばくもんどうとう)の解説ページです。ノドの粘膜の乾燥を潤す効果があるため、長引く乾いた咳や、痰が切れずにつよく咳き込んでしまうときによく用いられる漢方薬です。配合生薬の特徴と効能、効果的な使い方について解説します。
漢方薬の解説

【四逆散(しぎゃくさん)】の解説

精神的ストレスによる不調に使われる基本方剤 四逆散しぎゃくさんの「四逆」とは、、、 体内には熱やほてり(または炎症)があるのに、四肢ししは逆に冷えている状態を指します。 四肢の末端の冷え、つまり手足の冷えを表します。 四...
かぜ(感冒)に使う漢方薬

妊娠中の風邪(カゼ)に服用できる漢方薬6選

妊婦さんが風邪のときに服用できる漢方薬を6つご紹介します。妊娠中は服用する(した)薬が安全なのか、危険なのか、気になるところだと思います。もしかしたら漢方薬であれば大丈夫だろうと思われているかもしれませんが、漢方薬だから安全だということでもありません。
漢方薬の服用方法

漢方薬の服用は食前か?食後か?に明確な答えはなく、状況によります。

漢方薬はいつ服用するのが良いのか。食前?食間?食後?よく言われているのは「基本は食前または食間が良い、しかし飲み忘れた時は食後でも可」ということ。ですが、いつでもそれが正しいとは限りません。
漢方薬の解説

【半夏瀉心湯】~みぞおちのつかえを取り除いてスッキリさせる漢方薬~

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)の解説ページです。瀉心とは上腹部(みぞおち)のつかえを取り除くことで、つかえ感を伴う消化器症状に広く用いられる漢方薬です。構成生薬のはたらき、使用のポイント、飲み方、含嗽療法等について解説します。
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