漢方薬の解説

【茯苓飲(ぶくりょういん)の解説】~胸やけ・ゲップに用いる「逆流性食道炎の薬」との違い~

茯苓飲(ぶくりょういん)は、胃の溜飲症に対する代表的な方剤です。不消化の飲食物が胃に留まっていて、酸性の胃液が喉まで上がってくる症状、逆流性食道炎にも使われます。逆流性食道炎の薬のように胃酸の量を減らすのではなく、胃内容物の逆流を防ぎます。
漢方薬の解説

【温経湯(うんけいとう)の解説】~冷えと唇や手足の乾燥がある人の月経や皮膚のトラブルに用いられます~

温経湯(うんけいとう)は、月経と関わりのある経絡を温め、気(き)と血(けつ)を十分に巡らせます。月経不順、不正出血、不妊症などに用いられ、また手のほてりや湿疹、皮膚炎にも応用されます。温経湯の作用の特徴や適する症状、注意点について解説します。
違い・使い分け

「麻子仁丸」と「潤腸湯」の違い

慢性の便秘・便が硬くて出ない便秘・高齢者の便秘などには、潤腸湯(じゅんちょうとう)や麻子仁丸(ましにんがん)が有効とされています。では、ではこの二つの漢方薬はどのような作用で便秘に効いてくれるのか、そしてどういう違いがあるのかについてまとめます。
違い・使い分け

柴胡剤の、実証向きか虚証向きかの目安

柴胡と黄芩の2つを主薬として配合しているいわゆる柴胡剤(さいこざい)を使うにあたって、いわゆる実証~虚証に応じてどの柴胡剤を選ぶべきかの目安があります。生薬の構成をみれば理解できますので解説します。
漢方薬の解説

【柴胡加竜骨牡蛎湯の解説】~ストレスによる精神症状などに用いる、やや実証向きの漢方薬~

小柴胡湯(しょうさいことう)の加減方のひとつ。小柴胡湯に比べやや実証向きの漢方薬。配合されている柴胡・竜骨・牡蛎・茯苓・大黄にはいずれも精神を安定させる作用があるためストレスからくる様々な症状に対して応用されています。
違い・使い分け

肌あれ・イボにはヨクイニンです。薏苡仁湯(よくいにんとう)は違います。

「ヨクイニン」と「薏苡仁湯(よくいにんとう)」名前は似ていても全く違うものです。成分や効能の違いについてまとめておきますので、間違えて使用しないように気をつけてください。
漢方薬の解説

【薏苡仁湯(よくいにんとう)の解説】~関節や筋肉のやや慢性化した痛みに使います~

薏苡仁湯(よくいにんとう)は、漢方的に言うと湿痺(風湿による痛みやしびれ)に対する処方。薏苡仁湯が効果的な関節や筋肉の痛みの状態、また副作用や注意点についての解説です。
漢方薬の解説

【五積散(ごしゃくさん)の解説】~冷えのある腰痛などに使われる漢方薬~

「五積」(=気・血・痰・食・寒などの様々な積滞)に対する方剤。特に水太り体型の高齢婦人の腰痛にはよく用いられます。配合される生薬の数がとても多くて、特徴が分かりにくい漢方薬ですが、基本的には、冷えがある人、冷えると症状が悪化する人に適しています。
中薬学

清熱薬(せいねつやく)の概念

漢方の治療原則では「熱なる者はこれを寒す」であり、熱のある者に用いる薬が清熱薬です。よって清熱薬はだいたい寒涼の性質を持っているものが分類されます。使用する際にはその熱がどこのどういう熱なのか、ということを考えながら使用することが大事です。
漢方薬の解説

【六味丸(ろくみがん)の解説】~補陰(補腎陰)の基本方剤~

別名を六味地黄丸または六味腎気丸。八味地黄丸から桂皮と附子の2つの生薬を除いて作られたもので、構成生薬が6種類(六味)である方剤です。桂皮と附子が配合されている八味地黄丸は「冷え」の症状があるときに適しているのに対して、六味丸は逆に「ほてり」があるときに用いらます。
漢方薬の解説

【排膿散及湯の解説】~化膿している症状に幅広く用いられます~

排膿散及湯とは、二つの方剤、排膿散(はいのうさん)と排膿湯(はいのうとう)が合わさったもの。排膿散・排膿湯、それぞれの特徴をまとめ、それらを合わせたことによる排膿散及湯の効果のポイントについて解説します。
漢方薬の解説

【升麻葛根湯】~葛根湯とは異なりますが、カゼや湿疹に用いられます~

「升麻葛根湯」という名前は一見「葛根湯」に升麻を加えたようなものにも感じられますが、違います。処方の主役が「升麻」と「葛根」の2つの生薬であるということで、麻疹(はしか)にも使用されていた方剤です。
漢方薬の解説

【当帰芍薬散の解説】~冷え症で貧血ぎみ、むくみやすい人に合います~

当帰と芍薬が含まれ「血」の不足を補う作用があり、冷え症で貧血ぎみの女性によく使われています。安産の薬、安胎薬としても知られます。そのため女性用の漢方薬のイメージが強いですが、男性にも用いられますし、非常に適応範囲の広い方剤です。
漢方薬の解説

【五淋散(ごりんさん)の解説】~膀胱炎のような排尿痛、残尿感などに使われます~

五淋散は泌尿器系の代表的な漢方薬です。市販薬の「ボーコレン」もこの五淋散。「淋」というのは水が滴る(したたる)ことを表していて、尿がポタポタと垂れ落ちる状態を意味します。つまりさまざまな原因による排尿異常を治すための漢方薬であるということです。
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第11条 見かけの熱い冷たいが真実とは限らない

『傷寒論』第11条 太陽病の総論の最後です。 熱があって体がとても熱いのに、本人は寒がっている、 逆に、体がとても冷えているのに、本人は熱がっている。 そんな状況が起こる可能性もあります。 寒邪なのか熱邪なのか。そ...
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