違い・使い分け鼻づまりに「葛根湯加川芎辛夷」か「辛夷清肺湯」か 葛根湯加川芎辛夷と辛夷清肺湯との違い、使い分け 鼻づまりに使う生薬といえば、まず「辛夷しんい」です。 モクレンの花蕾(つぼみ)で、 カゼや副鼻腔炎の鼻水・鼻閉・頭痛に対して配合されますが、 とくに、鼻の通りを良くする効果... 2022.12.11鼻の症状に使われる漢方薬違い・使い分け
漢方薬の解説【辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)】の解説 ~鼻づまりや蓄膿症に用いられる漢方薬~ 辛夷清肺湯しんいせいはいとうは、 鼻の通りを良くする作用のある辛夷と、 肺の熱を清する(鼻の奥の炎症をしずめる)生薬が配合された漢方薬です。 炎症性の鼻閉(鼻づまり)や、濃くて黄色... 2022.12.11漢方薬の解説鼻の症状に使われる漢方薬
漢方薬の解説【清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)】の解説 ニキビ・吹き出物など顔や頭部の皮膚症状に使われる漢方薬 思春期や青年期にみられるニキビに使う漢方薬として代表的なものが、 清上防風湯せいじょうぼうふうとうです。 防風が主薬の生薬になっていて、体の上部の熱を清する(炎症を除く)... 2022.12.08漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬
症状別養生法④~生活習慣病~ 高血圧 生活 規則正しい生活。睡眠をしっかりとる。 ウォーキングなど20~30分くらいの軽い運動 ストレスをためない(趣味などで) 適正な体重に減量する たばこをやめる 熱いお風呂、長風呂を避け... 2022.12.06症状別
漢方薬の解説桂枝加厚朴杏仁湯(けいしかこうぼくきょうにんとう) 桂枝加厚朴杏仁湯 桂枝湯に厚朴・杏仁を加えたものです。 体力虚弱もしくは胃腸虚弱の人の、咳、ぜんそくに用いられる漢方薬です。 いつもカゼ(感冒)のあとに咳が残りやすい体質の人に適しています。 構成生薬 桂皮(ケ... 2022.12.06漢方薬の解説かぜ(感冒)に使う漢方薬咳に使われる漢方薬
漢方薬の解説茯苓飲加半夏(ぶくりょういんかはんげ) 茯苓飲加半夏 茯苓飲ぶくりょういんに半夏を加えたものです。 出典 『類聚方広義』 (茯苓飲の原典は『金匱要略』) 生薬の構成 当然ながら茯苓飲の構成生薬+半夏という... 2022.12.02漢方薬の解説吐き気に使う漢方薬
中薬学(生薬の効能)【収渋薬】~五味子・五倍子・烏梅・訶子・麻黄根・浮小麦・肉豆蔲・赤石脂・蓮子/蓮肉・山茱萸~ 18 収渋薬(しゅうじゅうやく) 収渋薬は、収斂・固渋の作用をもつ薬物のことです。 収納させておくとか、漏れないようにコントロールする、というような作用のことです。 収斂薬、固渋薬と呼ばれることもあります。 正気や体液(気・血・... 2022.07.30中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【補陰薬】~沙参・麦門冬・天門冬・石斛・黄精・玉竹・百合・枸杞子・女貞子~ 17-(4) 補陰薬(ほいんやく) 補陰薬とは、陰液を養い(滋養し)、津液を生じ、燥を潤す効能がある生薬のことで、主に陰虚証に用いられます。 陰虚証は、熱病の後期(→熱によって津液が消耗)に生じるものが多く、または慢性的な疾患(→精... 2022.07.02中薬学(生薬の効能)
生薬の話白朮(びゃくじゅつ)と蒼朮(そうじゅつ)の違いについて 白朮と蒼朮は、生薬としてはそれぞれ別のものですが、漢方の歴史的には使い分けが曖昧で混乱が多い生薬です。現在でも同じ漢方薬なのにメーカーよって配合するものが異なるケースがあります。植物としての違い、効能の違い、使い分けの経緯について。 2022.06.26生薬の話
中薬学(生薬の効能)【補血薬】~当帰・熟地黄・何首烏・白芍・阿膠・竜眼肉~ 17-(3) 補血薬(ほけつやく) 血(けつ)を補い、主に血虚証を改善するのに用いる生薬を、補血薬といいます。 一般に血虚の症状としては 顔色につやがない、唇や爪が蒼白(白っぽい)、頭のふらつき、目がかすむ等…[血虚一般]... 2022.06.20中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【補陽薬】~鹿茸・紫河車・淫羊藿・巴戟天・肉蓯蓉・杜仲・続断・狗脊・蛤蚧・胡桃肉・補骨脂・益智仁・菟絲子・沙苑子・骨砕補~ 17-(2) 補陽薬(ほようやく) 補陽薬は、陽気を強める作用があり、陽虚を改善するのに用いられる生薬です。助陽薬とも言います。 陽虚とは、陽気が弱まっている状態です。気虚の程度が進んで、人体の機能面の低下がみられます。 一般... 2022.06.12中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【補気薬】~人参・党参・黄耆・白朮・山薬・甘草・大棗・膠飴・扁豆~ 17-(1) 補気薬(ほきやく) 補気薬とは、気を補って気虚ききょを改善するのに用いる生薬です。益気薬えっきやくとも言います。 気虚は、気の量の不足、あるいは気の作用の不足ですので、臓腑の機能の低下や、抵抗力の減退などによる症状があ... 2022.05.27中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)補虚薬(ほきょやく)の概念 17.補虚薬 補虚薬とは、虚(=足りていないもの、弱いもの)を補う薬で、 正気を補う、体質を改善させる、病気に対する抵抗力を増強させるといった、虚弱状態の改善のため、いわゆる虚証に用いられる生薬のグループです。 補虚薬はまた状... 2022.05.17中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)開竅薬(かいきょうやく)~麝香・竜脳・蘇合香・石菖蒲~ 16.開竅薬 開竅薬とは 開竅薬(かいきょうやく)は、独特の強い芳香のある生薬で、意識を覚醒させる目的で使用する薬のことです。 東洋医学での「心」は、神志(精神意識)を主っていて、 何らかの邪気によって心の竅(あな)が閉ざされた... 2022.05.08中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)平肝熄風薬(へいかんそくふうやく)の概念 15.平肝熄風薬 平肝熄風薬は、肝陽を平定させ、(内風を)熄風させる薬のことです。 熄は、「火が消える」「灰に埋めた炭火」などの意味がある漢字で、 内風の症状をしずめることを「熄風」と言います。 内風というのは、陰虚や血... 2022.05.05中薬学(生薬の効能)