漢方薬の解説 【茯苓飲】の解説~胸やけ、げっぷ、胃もたれに用いる漢方薬~ 茯苓飲(ぶくりょういん)の解説ページです。不消化の飲食物が胃に留まっていたり、酸性の胃液が喉まで上がってくる、逆流性食道炎などに使われる漢方薬です。構成生薬の特徴と効果、西洋薬の逆流性食道炎の薬との作用の違いについて解説します。 2020.11.22 漢方薬の解説消化器系の漢方薬
漢方薬の解説 【温経湯】の解説~経絡をあたためるという漢方薬の効能とは~ 温経湯(うんけいとう)は、月経と関わりのある経絡を温め、気(き)と血(けつ)を十分に巡らせます。月経不順、不正出血、不妊症などに用いられ、また手のほてりや湿疹、皮膚炎にも応用されます。温経湯の作用の特徴や適する症状、注意点について解説します。 2020.11.16 漢方薬の解説冷えに使う漢方薬皮膚の症状に使う漢方薬婦人科の漢方薬
違い・使い分け 【麻子仁丸】と【潤腸湯】の違い 慢性の便秘・便が硬くて出ない便秘・高齢者の便秘などには、潤腸湯(じゅんちょうとう)や麻子仁丸(ましにんがん)が有効とされています。では、ではこの二つの漢方薬はどのような作用で便秘に効いてくれるのか、そしてどういう違いがあるのかについてまとめます。 2020.11.15 便秘に使う漢方薬違い・使い分け
違い・使い分け 柴胡剤の、実証向きか虚証向きかの目安 柴胡と黄芩の2つを主薬として配合しているいわゆる柴胡剤(さいこざい)を使うにあたって、いわゆる実証~虚証に応じてどの柴胡剤を選ぶべきかの目安があります。生薬の構成をみれば理解できますので解説します。 2020.11.09 違い・使い分け
不眠に使う漢方薬 【柴胡加竜骨牡蛎湯】~ストレスによる精神症状などに用いる漢方薬~ 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)の解説ページです。柴胡剤の中ではやや実証向きの漢方薬。配合されている柴胡・竜骨・牡蛎・茯苓・大黄にはいずれも精神を安定させる作用があるためストレスからくる様々な症状に対して応用されています。 2020.11.02 不眠に使う漢方薬ストレスに使う漢方薬漢方薬の解説
違い・使い分け 「ヨクイニン」と「薏苡仁湯(よくいにんとう)」の間違いに注意! ヨクイニンと薏苡仁湯「ヨクイニン」と「薏苡仁湯(よくいにんとう)」名前は似ていてもまったく違うものです。「ヨクイニン」は、肌あれやイボに使われます。「薏苡仁湯」は、関節痛や筋肉痛に使われます。成分や効能の違いについてまとめておきますので、間... 2020.11.01 皮膚の症状に使う漢方薬違い・使い分け
漢方薬の解説 【薏苡仁湯】~関節や筋肉のやや慢性化した痛みに用いる漢方薬~ 薏苡仁湯(よくいにんとう)の解説ページです。やや慢性化した、しびれや関節の痛みに用いる漢方薬です。イボなどの皮膚の症状に使われる「ヨクイニン(はとむぎ)」などとは異なる漢方方剤です。効能効果のポイント、副作用や注意点について解説します。 2020.11.01 漢方薬の解説痛みに使う漢方薬
冷えに使う漢方薬 【五積散の解説】~冷えのある腰痛などに使われる漢方薬~ 「五積」(=気・血・痰・食・寒などの様々な積滞)に対する方剤。特に水太り体型の高齢婦人の腰痛にはよく用いられます。配合される生薬の数がとても多くて、特徴が分かりにくい漢方薬ですが、基本的には、冷えがある人、冷えると症状が悪化する人に適しています。 2020.10.27 冷えに使う漢方薬痛みに使う漢方薬かぜ(感冒)に使う漢方薬漢方薬の解説
中薬学(生薬の効能) 清熱薬(せいねつやく)の概念 漢方薬に使用される清熱薬(せいねつやく)の解説ページです。清熱薬は寒涼の性質をもっていて身体内の熱を冷ます薬です。身体のさまざまな「熱」について整理し、それに対する清熱薬の分類と、その使い方の注意点について解説します。 2020.10.24 中薬学(生薬の効能)
漢方薬の解説 【六味丸(ろくみがん)】の解説~腎陰を補う漢方薬~ 六味丸(ろくみがん)の解説ページです。八味地黄丸は「冷え」の症状があるときに適しているのに対して、六味丸は逆に「ほてり」があるときに用いられる漢方薬です。構成生薬の特徴、効能効果、副作用や使用時の注意点など解説します。 2020.10.20 泌尿器系の漢方薬漢方薬の解説腎虚で使われる漢方薬
漢方薬の解説 【排膿散及湯】~化膿している症状に幅広く用いられる漢方薬~ 排膿散及湯は、もともと二つの方剤、排膿散(はいのうさん)と排膿湯(はいのうとう)が合わさったもの。排膿散・排膿湯、それぞれの特徴をまとめ、それらを合わせたことによる排膿散及湯の効果のポイントについて解説します。 2020.10.13 漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬
漢方薬の解説 【升麻葛根湯】~葛根湯とは異なるカゼや湿疹に用いられる漢方薬~ 升麻葛根湯の解説ページです。「升麻葛根湯」という名前は一見「葛根湯」に升麻を加えたようなものにも感じられますが、違います。処方の主役が「升麻」と「葛根」の2つの生薬であるということで、麻疹(はしか)にも使用されていた方剤です。 2020.10.09 漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬かぜ(感冒)に使う漢方薬
漢方薬の解説 【当帰芍薬散】の解説~補血と利水の効果を合わせた漢方薬~ 当帰芍薬散の解説ページです。「血」の不足を補う作用があり、冷え症で貧血ぎみの女性によく使われています。女性用の漢方薬のイメージが強いですが、男性にも用いられますし、非常に適応範囲の広い方剤です。効能効果、使用時の注意点などを解説します。 2020.10.07 漢方薬の解説冷えに使う漢方薬血虚で使われる漢方薬婦人科の漢方薬
泌尿器系の漢方薬 【五淋散】~膀胱炎のような排尿痛、残尿感などに使われる漢方薬~ 五淋散(ごりんさん)の解説ページ。さまざまな原因による排尿異常に用いられる泌尿器系の代表的な漢方薬です。構成生薬の特徴、効能効果、使用時の注意点などについて解説します。 2020.10.03 泌尿器系の漢方薬漢方薬の解説
傷寒論 『傷寒論』のあらまし 第12条 鼻カゼに桂枝湯(けいしとう) 『傷寒論』第12条いよいよ「桂枝湯」(けいしとう)が出てきます。桂枝湯は、『傷寒論』の一番最初に登場する方剤で、このあと桂枝湯を基本にして、生薬が足されたり引かれたりして、様々な方剤に発展していきます。漢方薬の出発点とも言える重要な処方です... 2020.10.02 傷寒論