漢方薬の解説

【参蘇飲】の解説~胃ぐすりを兼ねたカゼ薬といわれる漢方薬~

参蘇飲(じんそいん)の解説ページです。胃腸が弱い・元気がない・疲れやすい・食欲がない、などの人の感冒(カゼ)に用いられる、胃薬を兼ねた漢方薬です。参蘇飲の効果のポイントを、構成生薬の特徴とともに解説します。
冷えに使う漢方薬

温めるだけじゃない!「冷え」に使用する漢方薬の特徴とは

「冷え」の改善は漢方薬の得意分野です。それゆえ冷えの改善に効果がある漢方薬の種類も多く、それぞれどう違うのかが分かりにくいかもしれません。漢方薬による冷えの改善効果は、たんに体を温めるだけではありません。漢方薬の種類毎の温め方の特徴をご紹介します。
漢方薬の解説

【当帰飲子】の解説~乾燥肌の皮膚のかゆみに用いる漢方薬~

当帰飲子(とうきいんし)の解説ページです。慢性的な皮膚症状で、とくに皮膚がカサカサしている乾燥性の湿疹や痒みに適している漢方薬です。いわゆる血虚にともなって発生する「かゆみ」に用います。構成生薬の特徴や使い方、注意点などについて解説します。
漢方薬の解説

【立効散】~歯が痛いときに使う漢方薬のすぐに効く飲み方~

立効散は主に虫歯の痛み、抜歯後の痛みなど、歯科系の痛みに対して使われている漢方薬。 医療用の立効散は歯医者さんでも処方されます。基本は頓服で使用。ただし、普通に服用してはいけません。立効散に配合される生薬と、効果的な飲み方について解説します。
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第7条 熱が出るとき出ないとき(陽病と陰病)

『傷寒論』第7条 第7条は、発熱のある時とない時で、病邪の位置がどこから始めるのか、について。 ご存知の通り、カゼのときに熱が出るのは、自身の免疫力を高めるためと、熱によってウイルスを弱らせるためで、いわゆる自己防衛反応のひとつです...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第6条 温病(うんびょう)は傷寒とは違うものです

『傷寒論』第6条 第2条で、太陽病の中風、 第3条で、太陽病の傷寒、がありました。 そして、太陽病にはもう一つ、温病があります。 傷寒であれば、風寒のような寒の性質の邪による病です。 対して温病であれば、風熱のよう...
臓腑の話

東洋医学における「肺」のはたらき【宣発と粛降】

東洋医学的な「肺」のはたらきについては「宣発」と「粛降」を知ることがもっとも基本です。宣発(せんぱつ)とは上へまたは外へ動かす作用、粛降(しゅくこう)とは下へまたは内へ動かす作用のことです。宣発と粛降がうまくバランスがとれている、というのが正常な状態です。
漢方薬の解説

【釣藤散】~慢性化した頭痛、肩こり、めまいなどに用いる漢方薬~

釣藤散(ちょうとうさん)は、慢性的に肩こり・めまい・耳鳴り・頭痛・頭重感がある人、とくに胃腸が弱ってきていて、高血圧や動脈硬化症の傾向のある中高年くらいの方に多く用いられる漢方薬。生薬の構成、釣藤散の効能のポイントを解説します。
皮膚の症状に使う漢方薬

アトピー性皮膚炎の漢方治療の特徴と注意点について

「漢方薬で根本から治したい」ですが漢方薬はステロイドの代わりとなるものではありませんアトピー性皮膚炎の治療のための注意点や、治療に有効な漢方薬についてご紹介します。
漢方薬の解説

【竹筎温胆湯】の解説~痰がからんで眠れないときの漢方薬~

竹筎温胆湯(ちくじょうんたんとう)は、 カゼなどの熱が下がったあとも咳や痰が続き、安眠できないものに用いられる漢方薬です。 特に高齢者や体力の低下している人に使われることが多いです。配合されている生薬とその効果を解説します。
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第5条 何日も症状が変わらないこともある

『傷寒論』第5条 急性の熱性疾患であるので、 第4条で忠告しているように、初日から数日のあいだに、急激に症状が進行するおそれもあります。 が、そうじゃないこともあります。 第5条 傷寒二三日、陽明少陽証不見者、為不伝 読...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第4条 初日から症状が急変することがある

『傷寒論』第4条 傷寒論は、太陽病から始まります。 ただし、急性の熱性疾患であるので、症状が急に進行してしまうこともあります。 第4条からは、発症してからの日数にかかわらず、常に症状の変化に注意して対応しなければいけないことを...
漢方薬の解説

【麻杏薏甘湯】の解説~筋肉痛や関節痛などに使われる漢方薬~

麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)の解説ページです。関節痛や筋肉痛、しびれの漢方薬として知られますが特に「湿邪」が原因で起こる痛みに用いられます。生薬の構成と効果のポイント、副作用や注意点について解説します。
漢方薬の解説

【三物黄芩湯】の解説~手足のほてりを潤して冷ます漢方薬~

三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)の解説ページです。手足の不快な火照り、手足がほてって眠れないなどの症状によく用いられる漢方薬です。その他、イライラ、湿疹、痒みなどに。もともとは産後に使用されていた薬。三物黄芩湯の効果や注意点について解説します。
漢方薬の解説

【呉茱萸湯】の解説~冷えによる嘔吐や頭痛に用いる漢方薬~

呉茱萸湯(ごしゅゆとう)の解説ページです。胃が冷えたことにともなう、嘔吐・吃逆(しゃっくり)に対する薬で、片頭痛に効果がある漢方薬としても知られています。呉茱萸湯の効果のポイントや注意点について解説します。
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