甘草

漢方薬の解説

【五積散の解説】~冷えのある腰痛などに使われる漢方薬~

「五積」(=気・血・痰・食・寒などの様々な積滞)に対する方剤。特に水太り体型の高齢婦人の腰痛にはよく用いられます。配合される生薬の数がとても多くて、特徴が分かりにくい漢方薬ですが、基本的には、冷えがある人、冷えると症状が悪化する人に適しています。
漢方薬の解説

【排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)】の解説

排膿散及湯とは、二つの方剤、排膿散(はいのうさん)と排膿湯(はいのうとう)が合わさったもの。排膿散・排膿湯、それぞれの特徴をまとめ、それらを合わせたことによる排膿散及湯の効果のポイントについて解説します。
漢方薬の解説

【升麻葛根湯(しょうまかっこんとう)】の解説

「升麻葛根湯」という名前は一見「葛根湯」に升麻を加えたようなものにも感じられますが、違います。処方の主役が「升麻」と「葛根」の2つの生薬であるということで、麻疹(はしか)にも使用されていた方剤です。
漢方薬の解説

【五淋散(ごりんさん)】の解説

五淋散は泌尿器系の代表的な漢方薬です。市販薬の「ボーコレン」もこの五淋散。「淋」というのは水が滴る(したたる)ことを表していて、尿がポタポタと垂れ落ちる状態を意味します。つまりさまざまな原因による排尿異常を治すための漢方薬であるということです。
漢方薬の解説

風邪による頭痛、こめかみの痛みに【川芎茶調散】の解説

川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん) 頭痛専門というような漢方薬があります。それが川芎茶調散であり、とりあえず「何だか頭が痛い」といえばまずはこれ、という感じの漢方薬です。頭が痛くなるのは、片頭痛とか緊張型頭痛とか、はっきりした診断がで...
漢方薬の解説

【立効散(りっこうさん)】の解説

立効散は主に虫歯の痛み、抜歯後の痛みなど、歯科系の痛みに対して使われている漢方薬。 医療用の立効散は歯医者さんでも処方されます。基本は頓服で使用。ただし、普通に服用してはいけません。立効散に配合される生薬と、効果的な飲み方について解説します。
漢方薬の解説

【麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)】の解説

麻杏薏甘湯は、関節痛や筋肉痛、しびれの漢方薬として知られますが、特に「湿邪」が原因で起こる痛みに用いられます。生薬の構成と効果のポイント、副作用や注意点について解説します。
漢方薬の解説

【平胃散(へいいさん)】の解説

~食べすぎ飲みすぎによる胃もたれ時の漢方薬~ 平胃散へいいさんは、 胃腸の機能を整える漢方薬で、 とくに不消化物による、食後のもたれや膨満感、食後の下痢、食後のげっぷ(気滞)や呑酸に用いられています。 胃を平らにするとは ...
漢方薬の解説

【桂芍知母湯】の解説 ~患部に発赤や熱感がある関節痛の漢方薬~

関節痛や関節リウマチに用いられている漢方薬。清熱作用のある知母(ちも)が配合されていおり、患部に熱をもっているときにも適します。しかし、麻黄・附子・甘草など少し注意が必要な生薬も含まれています。桂芍知母湯の生薬構成のポイントや副作用などの注意点について解説します。
副作用

甘草の副作用である偽アルドステロン症、1日摂取量の上限について

漢方薬の副作用として、甘草による偽アルドステロン症がよく知られています。甘草は非常に多くの漢方薬に配合されており、漢方薬の使い方によっては過剰に摂取してしまう可能性があります。副作用の起こりやすい摂取量、また甘草を含む漢方薬の使用時に気をつけておくことについて。
漢方薬の解説

【麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)の解説】

麻杏甘石湯は、ひどい咳に対して使われる漢方薬です。構成生薬は麻黄湯に似ていますが、桂枝の代わりに石膏が配合される点で使用するポイントが大きく異なります。麻杏甘石湯の作用の特徴や咳止めとして使うときの注意点について解説します。
漢方薬の解説

【乙字湯(おつじとう)】の解説

乙字湯(おつじとう)は江戸時代の日本で、脱肛・痔核に対してつくられた処方です。症状の激しくない軽度な痔に広く用いられています。乙字湯のキレ痔、イボ痔に対する効果について、特徴や副作用など注意点とともに解説します。
漢方薬の解説

【調胃承気湯(ちょういじょうきとう)】の解説

~大黄甘草湯よりも穏やかな作用の便秘薬~ 便秘をともなう症状に用いる「○○承気湯じょうきとう」と名前がつく漢方薬のひとつ。 大黄甘草湯だいおうかんぞうとうに、芒硝ぼうしょうという鉱物性の生薬が加わったものです。 その芒硝によっ...
漢方薬の解説

【四君子湯(しくんしとう)】の解説

~胃腸虚弱や食欲不振に用いる補気の基本方剤~ 脾胃ひい(胃腸)というのは、食べたものを消化吸収して自分のエネルギーに変える、という生命活動における大事なはたらきを支えています。 体力が落ちて元気がないとき、またはたとえ元気なときであ...
漢方薬の解説

便秘の漢方薬【大黄甘草湯】の解説~他の便秘薬との違いや使い方について~

大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)は、市販薬も含め一般的に広く利用されている漢方の便秘薬(瀉下薬)です。大黄甘草湯が適する便秘のタイプ、服用方法、単純な下剤とは異なる効果、副作用、使用時の注意点などを分かりやすく解説します。
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