漢方薬の解説

【柴胡桂枝乾姜湯】の解説~冷えのある虚証向きの柴胡剤~

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)の解説ページです。小柴胡湯と同じ柴胡剤です。虚証の傾向がある方に用いられることが多い漢方薬です。「柴胡桂枝湯に乾姜を加えたもの」ではありません。柴胡桂枝乾姜湯を使うポイント、注意点を解説します。
臓腑の話

東洋医学の「脾」とは~「脾=膵臓」説について~

東洋医学の五臓六腑に含まれていない臓器に「膵臓」があります。一方、東洋医学の「脾」と西洋医学の「脾臓」のはたらきはかなり違っており、混乱を生じやすいです。そこで解剖学的に特定できない東洋医学の「脾」は、本当は「膵臓」なのではないかと考えると納得できる点があります。
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第3条 傷寒(しょうかん)とはインフルエンザ?

『傷寒論』第3条 いよいよ「傷寒」とは、です。 第1条、第2条から読みたい方は、こちら↓からどうぞ。 第1条「太陽病」について 第2条「中風」について 第3条 「太陽病、或已発熱、或未発熱、必悪寒、体痛、嘔逆、脈陰陽...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第2条 中風(ちゅうふう)とは一般的な感冒のこと?

『傷寒論』第2条 『傷寒論』の第2条は、中風についてです。 「中風」という言葉は、 脳卒中、または半身不随や言語障害など脳卒中による後遺症のことを指して使うことも多いですけど しかし、『傷寒論』の中風は、それとは別の内容...
傷寒論

『傷寒論』のあらまし 第1条 太陽の病って何?

『傷寒論』第1条 漢方薬を勉強しようと思えば、避けては通れない『傷寒論』。 「カゼのひきはじめには葛根湯が良いらしい」という知識だけで葛根湯を使うのと、 葛根湯を使うべき根拠を押さえながら葛根湯を使うのとでは、 もし、葛...
未分類

薬剤師必見!【ヤクメド】会員登録の解説~キャンペーンコードあり~

ヤクメドへの会員登録時にキャンペーンコード入力で2,000円分のAmazonギフト券が進呈されます ヤクメドとは、薬剤師限定の会員制コミュニティサイトです。 調剤や服薬指導、処方提案など、日々の業務での疑問をいつでも相談できたり、 ...
臓腑の話

五臓六腑の「五臓」と「六腑」と「その他の臓腑」の違いとは

東洋医学における五臓六腑(ごぞうろっぷ)、五臓と六腑の違い、東洋医学にしか存在しない「三焦」(さんしょう)とは何なのか、また五臓にも六腑に含まれない臓器について、まとめています。
漢方薬の解説

【平胃散】の解説~食べすぎ飲みすぎによる胃もたれ時の漢方薬~

平胃散(へいいさん)の解説ページです。胃腸の機能を整える漢方薬でとくに不消化物による食後のもたれや膨満感、食後の下痢、げっぷや呑酸に用いられる漢方薬です。構成生薬の特徴、効能効果、四君子湯との違い、副作用や注意点について解説します。
漢方薬の解説

【人参養栄湯の解説】~十全大補湯との違い~

人参養栄湯(にんじんようえいとう)は、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)ととても似ている漢方薬です。人参養栄湯は、気虚+血虚+冷え(虚寒)がある「十全大補湯」の適する症状で、さらに痰や咳などの呼吸器の症状または、不眠・不安などの精神的な症状が伴ってみられるときに用いられます
漢方薬の解説

【猪苓湯】の解説~排尿時に違和感や不快感があるときの漢方薬~

猪苓湯(ちょれいとう)の解説ページです。膀胱炎や尿道炎などの泌尿器疾患で非常によく用いられている漢方薬です。猪苓湯の効果、配合されている生薬のはたらき、猪苓湯を使用する際の注意点などを詳しく解説します。
漢方薬の解説

【柴胡桂枝湯】の解説~やや虚証向きの柴胡剤~

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)の解説ページです。小柴胡湯と桂枝湯とを合わせたもので、柴胡剤のなかではやや虚証向きの漢方薬です。2つの処方を兼ね備えるので、適応範囲が非常に広い方剤となります。柴胡桂枝湯の特徴と注意点について解説します。
漢方薬の解説

【五苓散の解説】~水毒に用いる代表的な利水薬~

五苓散(ごれいさん)は「利水薬」として有名な漢方薬。二日酔い対策の漢方薬として常備している人も多いかもしれません。水が過剰にあることが原因の症状であれば応用できる、適応範囲の非常に広い漢方薬です。五苓散の作用の特徴や、使用時のポイントまとめて解説します。
漢方薬の解説

【白虎加人参湯】の解説~冷やしながら渇きを潤す漢方薬~

白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)の解説ページです。生薬はすべて体内の水分を保持し潤し口渇を止めるもので構成され、熱中症のときのような渇きとほてりがある場合に用いられる漢方薬です。白虎加人参湯を使える症状、使用時の注意点について解説します。
漢方薬の解説

【清暑益気湯(せいしょえっきとう)の解説】

清暑益気湯は、暑さを清めて元気を益す(増す)という名前があるように夏バテ対策の漢方薬として知られています。清暑益気湯の効果を、ベースになっている生脈散(しょうみゃくさん)と、これと構成生薬が似ている補中益気湯との違いとともに解説します。
漢方薬の解説

【桂芍知母湯】の解説 ~患部に発赤や熱感がある関節痛の漢方薬~

関節痛や関節リウマチに用いられている漢方薬。清熱作用のある知母(ちも)が配合されていおり、患部に熱をもっているときにも適します。しかし、麻黄・附子・甘草など少し注意が必要な生薬も含まれています。桂芍知母湯の生薬構成のポイントや副作用などの注意点について解説します。
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