漢方薬の解説【桔梗石膏】の解説~消炎・去痰・排膿の効果を加える~ 桔梗石膏(ききょうせっこう)の解説ページです。桔梗と石膏の2味からなる漢方薬で、鎮咳・消炎・去痰・排膿の効果をもち、単独ではおもに扁桃炎などのノドのつよい炎症に。または他の漢方薬にその効果を加える目的で併用して使われることがあります。 2023.06.27漢方薬の解説痛みに使う漢方薬かぜ(感冒)に使う漢方薬咳に使われる漢方薬
漢方薬の解説【滋陰至宝湯】~虚弱な人の、慢性の咳や痰に用いられる漢方薬~ 滋陰至宝湯(じいんしほうとう)の解説 滋陰至宝湯じいんしほうとうは、 胃腸が弱く体力がない人の慢性化した咳嗽で、 とくに、イライラやうつ等の精神症状をともなっているときに用いられます。 構成生薬とその特徴 当帰... 2023.02.03漢方薬の解説咳に使われる漢方薬
漢方薬の解説【桂枝加厚朴杏仁湯】~胃腸虚弱の人の、咳、ぜんそくに用いられる漢方薬~ 桂枝加厚朴杏仁湯(けいしかこうぼくきょうにんとう) 桂枝湯に厚朴・杏仁を加えたものです。 体力虚弱もしくは胃腸虚弱の人の、咳、ぜんそくに用いられる漢方薬です。 いつもカゼ(感冒)のあとに咳が残りやすい体質の人に適しています。 ... 2022.12.06漢方薬の解説かぜ(感冒)に使う漢方薬咳に使われる漢方薬
中薬学(生薬の効能)【補陰薬】~沙参・麦門冬・天門冬・石斛・黄精・玉竹・百合・枸杞子・女貞子~ 17-(4) 補陰薬(ほいんやく) 補陰薬とは、陰液を養い(滋養し)、津液を生じ、燥を潤す効能がある生薬のことで、主に陰虚証に用いられます。 陰虚証は、熱病の後期(→熱によって津液が消耗)に生じるものが多く、または慢性的な疾患(→精... 2022.07.02中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【止咳平喘薬】~杏仁・白前・前胡・百部・紫苑・款冬花・蘇子・馬兜鈴・桑白皮・葶藶子・枇杷葉・旋覆花・白果・洋金花~ 13-(3) 止咳平喘薬(しがいへんぜんやく) 杏仁(きょうにん) バラ科ホンアンズなどの成熟種子(仁) ※アンズの果肉の内側にある種子のように見える木質化した硬い殻(内果皮)を割ってその中にあるのが「仁」と呼ばれる種子 ※... 2022.03.26中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【清化熱痰薬】~竹筎・桔梗・貝母・瓜蔞(栝楼)~ 13-(2) 清化熱痰薬(せいかねったんやく) 竹筎(ちくじょ) イネ科のハチク(またはマダケ)の(茎⇒)稈(かん)の内層(を薄く帯状に削ったもの) 【性味】甘 微寒 【帰経】肺 胃 胆 【効能】清熱化痰 除煩 止嘔 ①... 2022.03.26中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【温化寒痰薬】~半夏・天南星・白附子・白芥子~ 13-(1) 温化寒痰薬(おんかかんたんやく) 半夏(はんげ) サトイモ科カラスビシャクのコルク層を除いた塊茎 【性味】辛 温 【帰経】脾 胃 肺 【効能】燥湿化痰 降逆止嘔 消痞散結 ①燥湿化痰 湿を乾かし、痰を化す... 2022.03.26中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)化痰止咳平喘薬(けたんしがいへいぜんやく)の概念 13.化痰止咳平喘薬 化痰止咳平喘とは、化痰の作用と、止咳平喘の作用を合わせたものです。 化痰は、痰を分解、除去させること。 止咳は、咳をとめる。 喘(息)とは、呼吸困難、呼吸が苦しそうな症状のことで、 平喘は、それを軽減、抑... 2022.03.26中薬学(生薬の効能)
漢方薬の解説【神秘湯】の解説~ストレスで悪化しやすい咳や喘息に用いる漢方薬~ 神秘湯(しんぴとう)解説ページです。気を巡らせながら咳を止める効果がある漢方薬で、精神的要素に関連する咳、不安症状が強い方の慢性の咳に使われます。漢方薬生薬の構成の特徴と効果、使用上の注意点を解説します。特に麻黄の配合量が多い点は注意が必要です。 2020.12.01漢方薬の解説咳に使われる漢方薬
漢方薬の解説【参蘇飲】の解説~胃ぐすりを兼ねたカゼ薬といわれる漢方薬~ 参蘇飲(じんそいん)の解説ページです。胃腸が弱い・元気がない・疲れやすい・食欲がない、などの人の感冒(カゼ)に用いられる、胃薬を兼ねた漢方薬です。参蘇飲の効果のポイントを、構成生薬の特徴とともに解説します。 2020.09.19漢方薬の解説かぜ(感冒)に使う漢方薬消化器系の漢方薬
漢方薬の解説【竹筎温胆湯】の解説~痰がからんで眠れないときの漢方薬~ 竹筎温胆湯(ちくじょうんたんとう)は、 カゼなどの熱が下がったあとも咳や痰が続き、安眠できないものに用いられる漢方薬です。 特に高齢者や体力の低下している人に使われることが多いです。配合されている生薬とその効果を解説します。 2020.08.17漢方薬の解説不眠に使う漢方薬かぜ(感冒)に使う漢方薬
漢方薬の解説【麻杏薏甘湯】の解説~筋肉痛や関節痛などに使われる漢方薬~ 麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)の解説ページです。関節痛や筋肉痛、しびれの漢方薬として知られますが特に「湿邪」が原因で起こる痛みに用いられます。生薬の構成と効果のポイント、副作用や注意点について解説します。 2020.08.07漢方薬の解説痛みに使う漢方薬
漢方薬の解説【人参養栄湯の解説】~十全大補湯との違い~ 人参養栄湯(にんじんようえいとう)は、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)ととても似ている漢方薬です。人参養栄湯は、気虚+血虚+冷え(虚寒)がある「十全大補湯」の適する症状で、さらに痰や咳などの呼吸器の症状または、不眠・不安などの精神的な症状が伴ってみられるときに用いられます 2020.06.22漢方薬の解説
生薬の話「桃仁」と「杏仁」の違いと共通点について 桃仁(トウニン)と杏仁(キョウニン)の違いと共通点について。桃仁はバラ科のモモ(桃)の種子。杏仁はバラ科のアンズ(杏)の種子です。同じバラ科の種子なので共通する作用を有しますし、形や色も、同じくバラ科のアーモンドに似ています。が、漢方では違う使い方をします。また、バラ科に共通して含まれる毒性のあるアミグダリンについて。 2020.05.05生薬の話
漢方薬の解説【麻杏甘石湯】の解説~咳がひどいときの漢方薬~ 麻杏甘石湯は、ひどい咳に対して使われる漢方薬です。構成生薬は麻黄湯に似ていますが、桂枝の代わりに石膏が配合される点で使用するポイントが大きく異なります。麻杏甘石湯の作用の特徴や咳止めとして使うときの注意点について解説します。 2020.04.30漢方薬の解説かぜ(感冒)に使う漢方薬咳に使われる漢方薬