漢方薬の解説

【芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)】

芎帰調血飲第一加減 効能効果 体力中等度以下のものの次の諸症。ただし産後の場合は体力に関わらず使用できる。:血の道症、月経不順、産後の体力低下 構成生薬 当帰(トウキ)・川芎(センキュウ)・地黄(ジオウ)・白朮(ビャクジュツ...
漢方薬の解説

【芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)】

芎帰調血飲 効能効果 体力中等度以下のものの次の諸症。ただし産後の場合は体力に関わらず使用できる。:月経不順、産後の神経症・体力低下 構成生薬 当帰(トウキ)・川芎(センキュウ)・地黄(ジオウ)・白朮(ビャクジュツ)・茯苓(ブクリョ...
漢方薬の解説

【胃苓湯】~消化不良の水様性下痢に用いられる漢方薬~

胃苓湯(いれいとう)の解説 胃苓湯いれいとうは、平胃散へいいさんと五苓散ごれいさんを合わせたものです。 食べ過ぎと飲みすぎによって、胃腸の調子をこわして、水っぽい下痢をしているようなときは、 平胃散だけでは不十分で、五苓散がよ...
漢方薬の解説

【猪苓湯合四物湯】~猪苓湯と四物湯を合方したもの~

猪苓湯合四物湯(ちょれいとうごうしもつとう) 構成生薬 猪苓(チョレイ) 茯苓(ブクリョウ) 滑石(カッセキ) 沢瀉(タクシャ) 阿膠(アキョウ) 地黄(ジオウ) 当帰(トウキ) 芍...
漢方薬の解説

【連珠飲】~四物湯と苓桂朮甘湯を合方したもの~

連珠飲(れんじゅいん) 構成生薬 当帰(トウキ) 白朮(ビャクジュツ) 芍薬(シャクヤク) 川芎(センキュウ) 地黄(ジオウ) 茯苓(ブクリョウ) 桂皮(ケイヒ) 甘草(カンゾウ) ...
中薬学(生薬の効能)

【収渋薬】~五味子・五倍子・烏梅・訶子・麻黄根・浮小麦・肉豆蔲・赤石脂・蓮子/蓮肉・山茱萸~

18 収渋薬(しゅうじゅうやく) 収渋薬は、収斂・固渋の作用をもつ薬物のことです。 収納させておくとか、漏れないようにコントロールする、というような作用のことです。 収斂薬、固渋薬と呼ばれることもあります。 正気や体液(気・血・...
中薬学(生薬の効能)

【補陰薬】~沙参・麦門冬・天門冬・石斛・黄精・玉竹・百合・枸杞子・女貞子~

17-(4) 補陰薬(ほいんやく) 補陰薬とは、陰液を養い(滋養し)、津液を生じ、燥を潤す効能がある生薬のことで、主に陰虚証に用いられます。 陰虚証は、熱病の後期(→熱によって津液が消耗)に生じるものが多く、または慢性的な疾患(→精...
生薬の話

【白朮と蒼朮】~生薬と効能の違い、使い分けについて

白朮(ビャクジュツ)と蒼朮(ソウジュツ)の違いについて解説します。生薬としては別のものですが歴史的には使い分けが曖昧で、現在でも同じ漢方薬なのにメーカーよって配合が異なるケースがあります。植物の違い、効能の違い、歴史的な経緯をまとめています。
中薬学(生薬の効能)

【補血薬】~当帰・熟地黄・何首烏・白芍・阿膠・竜眼肉~

17-(3) 補血薬(ほけつやく) 血(けつ)を補い、主に血虚証を改善するのに用いる生薬を、補血薬といいます。 一般に血虚の症状としては 顔色につやがない、唇や爪が蒼白(白っぽい)、頭のふらつき、目がかすむ等…[血虚一般]...
中薬学(生薬の効能)

【補陽薬】~鹿茸・紫河車・淫羊藿・巴戟天・肉蓯蓉・杜仲・続断・狗脊・蛤蚧・胡桃肉・補骨脂・益智仁・菟絲子・沙苑子・骨砕補~

17-(2) 補陽薬(ほようやく) 補陽薬は、陽気を強める作用があり、陽虚を改善するのに用いられる生薬です。助陽薬とも言います。 陽虚とは、陽気が弱まっている状態です。気虚の程度が進んで、人体の機能面の低下がみられます。 一般...
中薬学(生薬の効能)

【補気薬】~人参・党参・黄耆・白朮・山薬・甘草・大棗・膠飴・扁豆~

17-(1) 補気薬(ほきやく) 補気薬とは、気を補って気虚ききょを改善するのに用いる生薬です。益気薬えっきやくとも言います。 気虚は、気の量の不足、あるいは気の作用の不足ですので、臓腑の機能の低下や、抵抗力の減退などによる症状があ...
中薬学(生薬の効能)

補虚薬(ほきょやく)の概念

17.補虚薬 補虚薬とは、虚(=足りていないもの、弱いもの)を補う薬で、 正気を補う、体質を改善させる、病気に対する抵抗力を増強させるといった、虚弱状態の改善のため、いわゆる虚証に用いられる生薬のグループです。 補虚薬はまた状...
中薬学(生薬の効能)

開竅薬(かいきょうやく)~麝香・竜脳・蘇合香・石菖蒲~

16.開竅薬 開竅薬とは 開竅薬(かいきょうやく)は、独特の強い芳香のある生薬で、意識を覚醒させる目的で使用する薬のことです。 東洋医学での「心」は、神志(精神意識)を主っていて、 何らかの邪気によって心の竅(あな)が閉ざされた...
中薬学(生薬の効能)

平肝熄風薬(へいかんそくふうやく)の概念

15.平肝熄風薬 平肝熄風薬は、肝陽を平定させ、(内風を)熄風させる薬のことです。 熄は、「火が消える」「灰に埋めた炭火」などの意味がある漢字で、 内風の症状をしずめることを「熄風」と言います。 内風というのは、陰虚や血...
中薬学(生薬の効能)

【熄風止痙薬】~釣藤鈎・天麻・羚羊角・地竜・白僵蚕・全蝎・蜈蚣~

15-(2) 熄風止痙薬(そくふうしけいやく) 釣藤鈎(ちょうとうこう) アカネ科カギカズラの鈎(カギ)状をした短い茎枝(トゲ) 【性味】甘 微寒(涼) 【帰経】肝 心包 【効能】熄風止痙 清熱平肝 熄風止痙・清熱平肝 ...
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