漢方薬の解説

【白虎加人参湯】の解説~冷やしながら渇きを潤す漢方薬~

白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)の解説ページです。生薬はすべて体内の水分を保持し潤し口渇を止めるもので構成され、熱中症のときのような渇きとほてりがある場合に用いられる漢方薬です。白虎加人参湯を使える症状、使用時の注意点について解説します。
漢方薬の解説

【清暑益気湯(せいしょえっきとう)の解説】

清暑益気湯は、暑さを清めて元気を益す(増す)という名前があるように夏バテ対策の漢方薬として知られています。清暑益気湯の効果を、ベースになっている生脈散(しょうみゃくさん)と、これと構成生薬が似ている補中益気湯との違いとともに解説します。
漢方薬の解説

【桂芍知母湯】の解説 ~患部に発赤や熱感がある関節痛の漢方薬~

関節痛や関節リウマチに用いられている漢方薬。清熱作用のある知母(ちも)が配合されていおり、患部に熱をもっているときにも適します。しかし、麻黄・附子・甘草など少し注意が必要な生薬も含まれています。桂芍知母湯の生薬構成のポイントや副作用などの注意点について解説します。
漢方薬の解説

【抑肝散】の解説~たかぶった「肝」によるイライラや興奮を抑える漢方薬~

抑肝散(よくかんさん)の解説ページです。配合生薬の特徴、効能効果、注意点などについて。認知症の症状への処方が増えていますが、もともと夜泣きなどの情緒が不安定な子供、またそんな子供への不安やイライラで育児ストレスを抱える母親に対して用いられてきた漢方薬です。
漢方薬の解説

【加味逍遙散(かみしょうようさん)】の解説

女性の不定愁訴、不安、いらいらなどの精神神経症状、更年期障害などによく使われる漢方薬です。加味逍遙散(かみしょうようさん)の効果のポイントや注意点について解説します。
漢方薬の解説

【防風通聖散の解説】~脂肪を燃やすだけじゃない本当の効果~

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)の解説ページです。CMの効果もあり脂肪を燃やす薬という印象が強いですが、漢方薬として本来の防風通聖散の効果を、配合生薬の特徴とその作用とともに解説します。防風通聖散の適している人、副作用、注意点、ダイエット目的以外の利用の仕方など。
漢方薬の解説

【茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)の解説】

もともとは肝胆の湿熱による黄疸を治す薬として使われていた漢方薬です。ですが、黄疸がなくても、肝胆または脾胃の「湿熱」を取り去る代表的方剤として広く応用されます。茵蔯蒿湯と湿熱について、茵蔯五苓散との違いについて、使用のポイントを分かりやすく解説します。
漢方薬の解説

【麻黄附子細辛湯】~冷えや寒気を感じるカゼや痛みに用いる漢方薬~

麻黄附子細辛湯の解説ページ。高齢者の感冒の他、さまざまな症状に用いられますが、基本的には体力が弱くて冷えの強い人、または冷えを伴う症状に用いられます。麻黄附子細辛湯に配合されている生薬の効果、使用時のポイントや注意点について解説します。
漢方薬の解説

【疎経活血湯】の解説~疎経と活血で痛みを止める漢方薬~

疎経活血湯(そけいかっけつとう)の解説疎経活血湯そけいかっけつとうは、組織に溜まった余分な水を排泄したり、筋肉や腱などの部分の瘀血をとったりすることにより経絡の気血の流れを回復させる漢方薬で、それによって「痛み」や「しびれ」の治療に用いられ...
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【十全大補湯】の解説~気と血を両方補う漢方薬~

三大補剤(補中益気湯・十全大補湯・人参養栄湯)のひとつ。十全大補湯は、気虚と血虚をともに改善したいときの漢方薬で、体力が著しく消耗している状態のときに使います。十全大補湯の効果や副作用、使用のポイントについて。
痛みに使う漢方薬

肩こりや緊張型頭痛に「葛根湯」は効くけれど、注意も必要です

葛根湯は、代表的なカゼの漢方薬ですが、 肩こりや頭痛に使える漢方薬としてもよく知られています。 しかし葛根湯は体質改善の漢方薬ではありません。葛根湯の肩こりや頭痛に対する効果、使用時の注意点を解説、また独活葛根湯についても。
漢方薬の解説

【 治打撲一方】の解説~打撲や捻挫に効く漢方薬の効果とは~

治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)の解説ページです。治打撲一方は日本で作られた漢方薬で、「打撲を治す処方」という名前のとおり、打撲や捻挫によるはれや痛みに使用されます。生薬の構成の特徴。使い方、注意点について解説します。
漢方薬の解説

【藿香正気散(かっこうしょうきさん)】の解説

~梅雨や夏のカゼ、お腹のカゼに用いる漢方薬~梅雨から夏に使用機会が増える方剤のひとつが、藿香正気散です。夏のカゼ、お腹のカゼ、それから、クーラーが効きすぎている部屋で過ごして具合が悪くなったり朝起きたら寝冷えによって腹痛や下痢したり暑いから...
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【通導散】の解説~瘀血と気滞と便秘を伴うときの漢方薬~

通導散(つうどうさん)の解説ページです。通導散は、駆瘀血剤(くおけつざい)として瘀血と便秘のあるときの漢方薬。婦人科疾患や月経に関連する症状にも広く応用されます。効能効果、副作用、注意点、その他の駆瘀血剤との違いなどを詳しく解説します。
瘀血で使われる漢方薬

【大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)】の解説

昔は虫垂炎の薬。では今は?昔、手術や抗生剤がない時代、虫垂炎(いわゆる盲腸)などは大黄牡丹皮湯で治していたという話が有名ですが、近年は基本的にまず抗生物質が用いられますので、大黄牡丹皮湯の虫垂炎での出番は減っているかもしれません。分類として...