中薬学(生薬の効能)【峻下逐水薬】~甘遂・大戟・芫花・巴豆・牽牛子~ 3-(3) 峻下逐水薬(しゅんげちくすいやく) あまり馴染みのない薬かと思います。 瀉下作用が非常に激しい薬です。 瀉下薬と聞くと、ふつうは便秘を改善する薬というイメージをもつと思いますが、 この峻下逐水薬に分類される生薬は、... 2021.09.21中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【潤下薬】~麻子仁・郁李仁・蜂蜜~ 3-(2) 潤下薬(じゅんげやく) 潤下薬は、潤腸通便じゅんちょうつうべんの効能をもつ生薬です。 潤腸通便は、同じ意味で潤燥滑腸じゅんそうかっちょうともいいます。 大便が硬く乾燥している便秘に用いられます。 津枯しんこ... 2021.09.20中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)瀉下薬(しゃげやく)の概念 瀉下とは「下から出す」つまり「排便を促進する」ということで一般に瀉下薬は「便秘に使う薬」を指すことが多いです。ただ、西洋薬でいう便秘に対しての「下剤」の意味と「瀉下薬」は全く同じということではありません。 2021.09.17中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【攻下薬】~大黄・芒硝~ 生薬の大黄と芒硝の中薬学的な解説。瀉下薬のなかの攻下薬に分類されます。便秘に使われる漢方薬に配合される有名な生薬ですが、たんに便を出す下剤としての効果の他にも、重要なはたらきがあります。 2021.09.15中薬学(生薬の効能)
症状別過敏性腸症候群(IBS)① ~症状と原因について~ 症状 腸が敏感に反応してしまう 消化管の動き(食べたものを消化・吸収・排泄するはたらき)は、自律神経によって調節されていて、普段は特に意識をしなくても、正常に動いてくれています。 しかし、緊張や不安があるとき、寝不足のとき、時... 2021.02.28症状別
症状別過敏性腸症候群(IBS)② ~使用される薬の特徴と注意点~ 過敏性腸症候群②:過敏性腸症候群の治療に用いられる主な薬(西洋薬と漢方薬)とその特徴。また薬を使用するときの注意点について。 2021.02.24症状別
違い・使い分け【麻子仁丸】と【潤腸湯】の違い 慢性の便秘・便が硬くて出ない便秘・高齢者の便秘などには、潤腸湯(じゅんちょうとう)や麻子仁丸(ましにんがん)が有効とされています。では、ではこの二つの漢方薬はどのような作用で便秘に効いてくれるのか、そしてどういう違いがあるのかについてまとめます。 2020.11.15便秘に使う漢方薬違い・使い分け
漢方薬の解説【加味逍遙散(かみしょうようさん)】の解説 女性の不定愁訴、不安、いらいらなどの精神神経症状、更年期障害などによく使われる漢方薬です。加味逍遙散(かみしょうようさん)の効果のポイントや注意点について解説します。 2020.05.28漢方薬の解説婦人科の漢方薬ストレスに使う漢方薬
漢方薬の解説【防風通聖散の解説】~脂肪を燃やすだけじゃない本当の効果~ 防風通聖散はCMの影響で脂肪を燃やす薬という印象が強いですが、漢方薬として本来の防風通聖散の効果を、配合されている生薬の特徴とその作用とともに解説します。防風通聖散の適している人、注意点、ダイエット目的以外の利用の仕方について。 2020.05.27漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬便秘に使う漢方薬体質改善の漢方薬
漢方薬の解説【茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)の解説】 もともとは肝胆の湿熱による黄疸を治す薬として使われていた漢方薬です。ですが、黄疸がなくても、肝胆または脾胃の「湿熱」を取り去る代表的方剤として広く応用されます。茵蔯蒿湯と湿熱について、茵蔯五苓散との違いについて、使用のポイントを分かりやすく解説します。 2020.05.26漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬消化器系の漢方薬
漢方薬の解説【通導散】の解説~瘀血と気滞と便秘を伴うときの漢方薬~ 駆瘀血剤として「瘀血」があり「便秘」しているときに使われる漢方薬。もともとは外傷後の治療のために考えられたものです。しかし現代では外傷に限らず、瘀血による症状、婦人科疾患や月経に関連する症状に広く応用されます。通導散の効能効果、副作用、注意点など、またその他の駆瘀血剤との違いを説明します。 2020.05.14漢方薬の解説痛みに使う漢方薬便秘に使う漢方薬婦人科の漢方薬
漢方薬の解説【大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)】の解説 昔は虫垂炎の薬。では今は? 昔、手術や抗生剤がない時代、虫垂炎(いわゆる盲腸)などは大黄牡丹皮湯で治していたという話が有名ですが、近年は基本的にまず抗生物質が用いられますので、大黄牡丹皮湯の虫垂炎での出番は減っているかもし... 2020.05.13漢方薬の解説便秘に使う漢方薬瘀血で使われる漢方薬
漢方薬の解説【桃核承気湯(とうかくじょうきとう)】の解説 「○○承気湯」と名の付く漢方薬のひとつ「桃核承気湯」。構成生薬とその作用を説明し、便秘を伴う症状や月経に関連した症状に使われる理由、他の駆瘀血剤である桂枝茯苓丸などとの違いについても解説します。 2020.05.12漢方薬の解説便秘に使う漢方薬婦人科の漢方薬
漢方薬の解説【麻子仁丸(ましにんがん)】の解説 麻子仁丸(ましにんがん)は一般的な(いわゆる下剤の)瀉下作用に加えて、腸内の乾燥を潤すことで便通を改善させる効果があり、主に高齢者や胃腸虚弱な方の便秘に用いられています。麻子仁丸に配合される生薬の特徴とその効果、注意点について解説します。 2020.05.10漢方薬の解説便秘に使う漢方薬消化器系の漢方薬