漢方薬の解説【黄芩湯(おうごんとう)】の解説 急性の下痢に用いられる漢方薬 黄芩湯おうごんとうは、 急性胃腸炎などの炎症性の胃腸障害で、悪臭のある下痢、腹痛、しぶり腹(裏急後重)があるときに用いられる漢方薬です。 構成生薬 黄芩(オウゴン) 芍薬(シャクヤ... 2022.12.25漢方薬の解説下痢に使う漢方薬
中薬学(生薬の効能)【補血薬】~当帰・熟地黄・何首烏・白芍・阿膠・竜眼肉~ 17-(3) 補血薬(ほけつやく) 血(けつ)を補い、主に血虚証を改善するのに用いる生薬を、補血薬といいます。 一般に血虚の症状としては 顔色につやがない、唇や爪が蒼白(白っぽい)、頭のふらつき、目がかすむ等…[血虚一般]... 2022.06.20中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【清熱涼血薬】~生地黄・牡丹皮・赤芍・玄参・犀角~ 2-(3) 清熱涼血薬(せいねつりょうけつやく) 清熱涼血薬は、一般には熱が営分や血分にある証に用いる薬を指します。 熱邪の進行過程を分析するときに用いる「衛気営血えいきえいけつ弁証」で分類した場合、 衛分の熱は表証ですので→例... 2021.08.31中薬学(生薬の効能)
漢方薬の解説【薏苡仁湯(よくいにんとう)】の解説 ~関節や筋肉のやや慢性化した痛みに用いる漢方薬~ 風邪ふうじゃや湿邪しつじゃ、または風ふう・寒かん・湿しつの3つの邪による、痺しびれや関節の痛みに用いる漢方薬です。 麻杏薏甘湯まきょうよくかんとうの杏仁を抜き、蒼朮・当帰・桂枝・芍薬... 2020.11.01漢方薬の解説痛みに使う漢方薬
漢方薬の解説【排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)】の解説 排膿散及湯とは、二つの方剤、排膿散(はいのうさん)と排膿湯(はいのうとう)が合わさったもの。排膿散・排膿湯、それぞれの特徴をまとめ、それらを合わせたことによる排膿散及湯の効果のポイントについて解説します。 2020.10.13漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬
漢方薬の解説【升麻葛根湯(しょうまかっこんとう)】の解説 「升麻葛根湯」という名前は一見「葛根湯」に升麻を加えたようなものにも感じられますが、違います。処方の主役が「升麻」と「葛根」の2つの生薬であるということで、麻疹(はしか)にも使用されていた方剤です。 2020.10.09漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬かぜ(感冒)に使う漢方薬
漢方薬の解説【当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)】の解説 当帰と芍薬が含まれ「血」の不足を補う作用があり、冷え症で貧血ぎみの女性によく使われています。安産の薬、安胎薬としても知られます。そのため女性用の漢方薬のイメージが強いですが、男性にも用いられますし、非常に適応範囲の広い方剤です。 2020.10.07漢方薬の解説冷えに使う漢方薬血虚で使われる漢方薬婦人科の漢方薬
漢方薬の解説【五淋散の解説】~膀胱炎のような排尿痛、残尿感などに使われる漢方薬~ 五淋散は泌尿器系の代表的な漢方薬です。市販薬の「ボーコレン」もこの五淋散。「淋」というのは水が滴る(したたる)ことを表していて、尿がポタポタと垂れ落ちる状態を意味します。つまりさまざまな原因による排尿異常を治すための漢方薬であるということです。 2020.10.03漢方薬の解説泌尿器系の漢方薬
漢方薬の解説【桂芍知母湯】の解説 ~患部に発赤や熱感がある関節痛の漢方薬~ 関節痛や関節リウマチに用いられている漢方薬。清熱作用のある知母(ちも)が配合されていおり、患部に熱をもっているときにも適します。しかし、麻黄・附子・甘草など少し注意が必要な生薬も含まれています。桂芍知母湯の生薬構成のポイントや副作用などの注意点について解説します。 2020.06.02漢方薬の解説痛みに使う漢方薬
漢方薬の解説【小建中湯(しょうけんちゅうとう)】の解説 建中湯類のひとつ。小児用の薬というわけではありませんので、症状が合えば成人や高齢者でも適しますが、ただ小児の体質改善には非常によく使われている方剤です。 2020.05.11漢方薬の解説消化器系の漢方薬体質改善の漢方薬
漢方薬の解説【麻子仁丸(ましにんがん)】の解説 麻子仁丸(ましにんがん)は一般的な(いわゆる下剤の)瀉下作用に加えて、腸内の乾燥を潤すことで便通を改善させる効果があり、主に高齢者や胃腸虚弱な方の便秘に用いられています。麻子仁丸に配合される生薬の特徴とその効果、注意点について解説します。 2020.05.10漢方薬の解説便秘に使う漢方薬消化器系の漢方薬
違い・使い分け桂枝湯の芍薬を増やすとお腹の薬になる理由 桂枝加芍薬湯は、桂枝湯の中の芍薬の量を2倍にしただけのものです。風邪に用いる桂枝湯、一方、腹痛や下痢に用いる桂枝加芍薬湯。芍薬の量が違うだけで、なぜこんなに効能が変わってくるのかという疑問にお答えします。 2019.11.08違い・使い分け
漢方薬の解説【桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)】の解説 桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)は、生薬の構成は 桂枝湯(けいしとう)と同じで、芍薬の量を倍増したものになります。小建中湯(しょうけんちゅうとう)から膠飴を除いたものにも相当します。各生薬の働きとともに桂枝加芍薬湯の効果を解説します。 2019.11.07漢方薬の解説下痢に使う漢方薬ストレスに使う漢方薬消化器系の漢方薬
漢方薬の解説【桂枝湯(けいしとう)】の解説 桂枝湯(けいしとう)は、体力が弱い人の風邪(の初期)に使われる漢方薬ですが、それだけでなく、多くの漢方薬の基礎ともなる最も重要な処方でもあります。桂枝湯の構成生薬とそのはたらきや効果について詳しく解説します。 2019.10.09漢方薬の解説かぜ(感冒)に使う漢方薬
漢方薬の解説【桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)】の解説 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は駆瘀血剤の代表的処方。 血行不良の改善や血行不良による痛みの緩和にはたらき、 血の巡りが悪いことで起こる諸症状に用いられます。三大漢方婦人薬の一つですが、男女を問わず使用可。構成生薬の特徴や、副作用、注意点について。 2019.10.05漢方薬の解説痛みに使う漢方薬瘀血で使われる漢方薬婦人科の漢方薬