【連珠飲】~四物湯と苓桂朮甘湯を合方したもの~

連珠飲

連珠飲(れんじゅいん)

構成生薬

効能効果

体力中等度又はやや虚弱で、ときにのぼせ、ふらつきがあるものの次の諸症:
更年期障害、立ちくらみ、めまい、動悸、息切れ、貧血

ポイント

四物湯しもつとう(当帰・芍薬・川芎・地黄)と、苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう(茯苓・桂皮・白朮・甘草)を合わせたものです。

苓桂朮甘湯の症状(動悸・めまい等)があり、

血虚(月経異常、産後、貧血、立ちくらみ等)をともなうときに適します。

虚証で痩せ型の人に用いられることも多いですが、

胃腸虚弱で下痢をしやすい人は注意が必要です。

出典

本間棗軒の『内科秘録』(幕末)

連珠飲。自準。諸々もろもろの出血の後、虚悸(動悸)・眩暈めまいし唇舌の刮白なるを治す。苓桂朮甘湯合四物湯。

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