蒼朮

漢方薬の解説

【桂枝加朮附湯】の解説~関節痛・神経痛に用いられる漢方薬~

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)の解説桂枝加朮附湯けいしかじゅつぶとうは桂枝湯けいしとうに、蒼朮そうじゅつと附子ぶしを加えたもの。急性または慢性の痛み(神経痛や関節痛)に用いられます。漢方的には桂枝湯の証である表寒・表虚に、寒湿をともな...
違い・使い分け

【白朮と蒼朮】~生薬と効能の違い、使い分けについて

白朮(ビャクジュツ)と蒼朮(ソウジュツ)の違いについて解説します。生薬としては別のものですが歴史的には使い分けが曖昧で、現在でも同じ漢方薬なのにメーカーよって配合が異なるケースがあります。植物の違い、効能の違い、歴史的な経緯をまとめています。
中薬学(生薬の効能)

【芳香化湿薬】~蒼朮・厚朴・藿香・縮砂/砂仁・草果~

5-(1)  芳香化湿薬(ほうこうかしつやく)芳香化湿薬の各生薬の中薬学的な効能について。芳香化湿薬の一般的な説明はこちら⇒芳香化湿薬とは蒼朮(そうじゅつ)キク科ホソバオケラ(またはそれらの雑種)の根茎※含有成分(セスキテルペノイド)が白色...
漢方薬の解説

【当帰芍薬散】の解説~補血と利水の効果を合わせた漢方薬~

当帰芍薬散の解説ページです。「血」の不足を補う作用があり、冷え症で貧血ぎみの女性によく使われています。女性用の漢方薬のイメージが強いですが、男性にも用いられますし、非常に適応範囲の広い方剤です。効能効果、使用時の注意点などを解説します。
漢方薬の解説

【平胃散】の解説~食べすぎ飲みすぎによる胃もたれ時の漢方薬~

平胃散(へいいさん)の解説ページです。胃腸の機能を整える漢方薬でとくに不消化物による食後のもたれや膨満感、食後の下痢、げっぷや呑酸に用いられる漢方薬です。構成生薬の特徴、効能効果、四君子湯との違い、副作用や注意点について解説します。
生薬の話

白朮(びゃくじゅつ)の効能「利水作用」について

白朮の効能白朮は、キク科のオケラまたはオオバナオケラの根茎。気を補う生薬、補気薬に分類されます。特に漢方では、脾を補って気を益す生薬として脾虚証によく利用されています。それとともに白朮は、水毒を除く要薬でもあります。胃腸の働きを助けつつ消化...