柴胡剤

違い・使い分け

柴胡剤の、実証向きか虚証向きかの目安

柴胡と黄芩の2つを主薬として配合しているいわゆる柴胡剤(さいこざい)を使うにあたって、いわゆる実証~虚証に応じてどの柴胡剤を選ぶべきかの目安があります。生薬の構成をみれば理解できますので解説します。
漢方薬の解説

【柴胡加竜骨牡蛎湯】~ストレスによる精神症状などに用いる漢方薬~

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)の解説ページです。柴胡剤の中ではやや実証向きの漢方薬。配合されている柴胡・竜骨・牡蛎・茯苓・大黄にはいずれも精神を安定させる作用があるためストレスからくる様々な症状に対して応用されています。
漢方薬の解説

【柴胡桂枝乾姜湯】の解説~冷えのある虚証向きの柴胡剤~

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)の解説ページです。小柴胡湯と同じ柴胡剤です。虚証の傾向がある方に用いられることが多い漢方薬です。「柴胡桂枝湯に乾姜を加えたもの」ではありません。柴胡桂枝乾姜湯を使うポイント、注意点を解説します。
漢方薬の解説

【柴胡桂枝湯】の解説~やや虚証向きの柴胡剤~

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)の解説ページです。小柴胡湯と桂枝湯とを合わせたもので、柴胡剤のなかではやや虚証向きの漢方薬です。2つの処方を兼ね備えるので、適応範囲が非常に広い方剤となります。柴胡桂枝湯の特徴と注意点について解説します。
痛みに使う漢方薬

葛根湯だけじゃない!専門家が肩こりに使っている漢方薬

肩こり、首のこりの漢方薬について。漢方薬の専門家が推奨している漢方薬は何でしょうか? 葛根湯? 桂枝茯苓丸? 芍薬甘草湯?例えば葛根湯が肩こりに有効だということはよく知られていますが、葛根湯以外にはどのような漢方薬が使われるのか。調べてみました。
漢方薬の解説

【小柴胡湯】の解説~臓器の機能のバランスを調整する和解剤の基本処方~

急性疾患から慢性疾患、ストレス性の症状まで幅広く用いられる小柴胡湯(しょうさいことう)。他の漢方薬ともよく併用されます。少陽病の典型的な症状である往来感熱や胸脇苦満など、使用のポイントや注意点について漢方的に詳しく分かりやすく解説します。
漢方薬の解説

【四逆散(しぎゃくさん)】の解説

精神的ストレスによる不調に使われる基本方剤 四逆散しぎゃくさんの「四逆」とは、、、 体内には熱やほてり(または炎症)があるのに、四肢ししは逆に冷えている状態を指します。 四肢の末端の冷え、つまり手足の冷えを表します。 四...
漢方薬の解説

【大柴胡湯(だいさいことう)】の解説

大柴胡湯(だいさいことう)の解説です。精神的ストレスでイライラと怒りっぽく、便秘傾向で、上腹部や胸のあたりの苦しさがあるような人に適します。ダイエット目的で使われていることもありますが、実証向けの漢方薬ですので注意して使ってください。
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