中薬学(生薬の効能)【利水退黄薬】~茵陳蒿・金銭草~ 6-(3) 利水退黄薬(りすいたいおうやく) 利水退黄薬とは、利水滲湿薬の中でも特に湿熱黄疸証、つまり黄疸を消退させるのに用いることができる生薬です。 茵陳蒿(いんちんこう) キク科カワラヨモギの頭花 (中国では早春に採集される... 2021.11.27中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【利水通淋薬】~車前子・滑石・木通・地膚子~ 6-(2) 利水通淋薬(りすいつうりんやく) 利水通淋薬は、利水薬の中でも特に、寒性で利水通淋作用に優れる生薬です。 熱淋(湿熱淋証)に用いることができます。 小便不利(尿がでにくい)、頻尿、残尿感、排尿痛などのいわゆる膀胱炎様症状に... 2021.11.27中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)【利水退腫薬】~茯苓・猪苓・沢瀉・薏苡仁~ 6-(1) 利水退腫薬(りすいたいしゅやく) 利水退腫薬は、利水作用によって水腫証すいしゅしょうに用いる、いわゆる浮腫(むくみ)をとる効果に優れた生薬です。 茯苓(ぶくりょう) サルノコシカケ科マツホド 菌核を形成す... 2021.11.27中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能)利水滲湿薬(りすいしんしつやく)の概念 6.利水滲湿薬とは 利水滲湿薬りすいしんしつやくは、体内の水液の代謝を促進させ、水の流れを改善し、停滞している水湿すいしつを除去する薬物です。 たんに「利水薬りすいやく」と呼ぶことが多いかもしれません。 結果として、小便の通じ... 2021.11.26中薬学(生薬の効能)
漢方薬の解説【当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)】の解説 当帰と芍薬が含まれ「血」の不足を補う作用があり、冷え症で貧血ぎみの女性によく使われています。安産の薬、安胎薬としても知られます。そのため女性用の漢方薬のイメージが強いですが、男性にも用いられますし、非常に適応範囲の広い方剤です。 2020.10.07漢方薬の解説冷えに使う漢方薬血虚で使われる漢方薬婦人科の漢方薬
漢方薬の解説【五苓散の解説】~水毒に用いる代表的な利水薬~ 五苓散(ごれいさん)は「利水薬」として有名な漢方薬。二日酔い対策の漢方薬として常備している人も多いかもしれません。水が過剰にあることが原因の症状であれば応用できる、適応範囲の非常に広い漢方薬です。五苓散の作用の特徴や、使用時のポイントまとめて解説します。 2020.06.12漢方薬の解説下痢に使う漢方薬めまいに使われる漢方薬
生薬の話白朮(びゃくじゅつ)の効能「利水作用」について 白朮の効能 白朮は、キク科のオケラまたはオオバナオケラの根茎。気を補う生薬、補気薬に分類されます。特に漢方では、脾を補って気を益す生薬として脾虚証によく利用されています。それとともに白朮は、水毒を除く要薬でもあります。胃腸... 2020.05.03生薬の話
漢方薬の解説めまいやふらつき、または動悸に【苓桂朮甘湯】の解説~ふくろう体質とは~ 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)は、動悸や、めまい、ふらつき、立ちくらみが主症状という場合にファーストチョイスとなる漢方薬。メニエールにも使われます。その効果のポイントについて。また苓桂朮甘湯が著効すると言われるふくろう型体質とは。 2019.09.24漢方薬の解説めまいに使われる漢方薬
生薬の話【甘草(かんぞう)】を含む漢方薬と含まない漢方薬の効能の違い 甘草は漢方処方の7割に配合されていますが、では配合されていない漢方薬もあるのはなぜか。甘草の作用を考えてみれば、甘草が配合されていないことにも理由がありそうです。甘草の配合されている漢方薬と配合されていない漢方薬の特徴を整理して解説します。 2019.09.18生薬の話違い・使い分け