漢方薬の解説 【苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)】の解説 胃腸虚弱で冷え症の人の、咳や鼻水に用いられる漢方薬苓甘姜味辛夏仁湯りょうかんきょうみしんげにんとう少し覚えづらい名前かもしれませんが、配合されている7種類の生薬の名前から一文字ずつとって並べた名前になっています。「小青竜湯しょうせいりゅうと... 2023.09.20 漢方薬の解説かぜ(感冒)に使う漢方薬鼻の症状に使われる漢方薬咳に使われる漢方薬
漢方薬の解説 【滋陰降火湯】~切れにくい痰、咳、口腔乾燥に用いられる漢方薬~ 滋陰降火湯(じいんこうかとう)の解説滋陰降火湯じいんこうかとうは、身体に潤いを与える(⇒滋陰)、それによって、上昇する熱症状を抑える(⇒降火)という漢方薬です。うるおい不足による、切れにくい痰、咳、口腔乾燥などに用いられています。構成生薬に... 2023.09.15 漢方薬の解説腎虚で使われる漢方薬咳に使われる漢方薬
漢方薬の解説 【温清飲】の解説~カサカサして痒みがある皮膚疾患の漢方薬~ 温清飲(うんせいいん)の解説温清飲うんせいいんは、四物湯しもつとうと黄連解毒湯おうれんげどくとうを合わせたものです。温清・・飲の名前で言えば、四物湯が「温」、黄連解毒湯が「清」を担っています。四物湯は、血虚証けっきょしょうに用いられる補血剤... 2023.08.29 漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬婦人科の漢方薬
漢方薬の解説 【女神散】~女性ののぼせ、イライラ、精神不安に用いられる漢方薬~ 女神散(にょしんさん)の解説女神散にょしんさんは、日本で生まれた漢方薬です。歴史的には室町時代の金瘡(刀傷)の薬に由来します。戦による出血に使われていた薬です。(当時は女神散というような名前はなかった)時代とともに、中身の生薬が少しずつ変わ... 2023.08.26 漢方薬の解説婦人科の漢方薬めまいに使われる漢方薬
漢方薬の解説 【梔子柏皮湯(ししはくひとう)】 梔子柏皮湯梔子は山梔子(サンシシ)、柏皮は黄柏(オウバク)のことです。山梔子・黄柏には、消炎や利胆の作用があって、もともとは黄疸の要薬です。いまでは炎症性の熱感のある皮膚疾患による痒かゆみなどに応用されています。構成生薬 山梔子(サンシシ)... 2023.08.15 漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬
漢方薬の解説 【消風散】~ジュクジュクした皮膚疾患などに用いられる漢方薬~ 消風散(しょうふうさん)の解説消風散しょうふうさんは、皮膚疾患によく用いられていて、とくに慢性の湿疹、分泌物が多い湿疹といえばまず消風散、というくらい代表的な漢方薬です。消風散が使われる皮膚の状態は、次のような特徴があるものです。 かゆみが... 2023.07.13 漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬
漢方薬の解説 【柴陥湯】~胸部の痛みをともなう咳などに用いられる漢方薬~ 柴陥湯(さいかんとう)の解説柴陥湯さいかんとうは、小柴胡湯しょうさいことうと小陥胸湯しょうかんきょうとうを合わせたものです。構成生薬 柴胡(サイコ) 黄芩(オウゴン) 半夏(ハンゲ) 生姜(ショウキョウ) 大棗(タイソウ) 人参(ニンジン)... 2023.07.03 漢方薬の解説咳に使われる漢方薬
下痢に使う漢方薬 【啓脾湯】~胃腸虚弱な人の消化不良や下痢に用いられる漢方薬~ 啓脾湯(けいひとう)の解説啓脾湯けいひとうは、主として慢性的に下痢の傾向がある人に用いられている漢方薬です。構成生薬 白朮(ビャクジュツ)または蒼朮(ソウジュツ) 茯苓(ブクリョウ) 山薬(サンヤク) 人参(ニンジン) 蓮肉(レンニク) 山... 2023.07.01 下痢に使う漢方薬消化器系の漢方薬漢方薬の解説
体質改善の漢方薬 【大防風湯】の解説~慢性の膝関節痛に用いられる漢方薬~ 大防風湯(だいぼうふうとう)の解説大防風湯だいぼうふうとうは、おもに慢性の関節痛(とくに膝)に用いられています。気血を補う生薬がベースに配合されており、体力の衰えた高齢者、やせている方、虚弱な方に適した漢方薬です。倦怠感、冷え、栄養不良をと... 2023.06.30 体質改善の漢方薬漢方薬の解説冷えに使う漢方薬痛みに使う漢方薬血虚で使われる漢方薬腎虚で使われる漢方薬
冷えに使う漢方薬 【安中散加茯苓(あんちゅうさんかぶくりょう)】 安中散加茯苓の解説安中散加茯苓あんちゅうさんかぶくりょうは、安中散に茯苓を加えたもの。医療用エキス製剤にはありませんが、市販の一般用医薬品では、安中散加茯苓が配合されていて「胃腸薬」として販売されている商品があります。効能効果体力中等度以下... 2023.06.29 冷えに使う漢方薬痛みに使う漢方薬消化器系の漢方薬漢方薬の解説
漢方薬の解説 【桔梗石膏】の解説~消炎・去痰・排膿の効果を加える~ 桔梗石膏(ききょうせっこう)の解説ページです。桔梗と石膏の2味からなる漢方薬で、鎮咳・消炎・去痰・排膿の効果をもち、単独ではおもに扁桃炎などのノドのつよい炎症に。または他の漢方薬にその効果を加える目的で併用して使われることがあります。 2023.06.27 漢方薬の解説痛みに使う漢方薬かぜ(感冒)に使う漢方薬咳に使われる漢方薬
漢方薬の解説 【桂枝加竜骨牡蛎湯】~体力の低下にともなう不安、不眠など精神症状の改善に~ 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)の解説桂枝加竜骨牡蛎湯けいしかりゅうこつぼれいとうは、桂枝湯けいしとうに、竜骨りゅうこつと牡蛎ぼれいを加えたものです。竜骨と牡蛎によって、長期の疲労にともなう脳の興奮性が高まった状態を治す漢方... 2023.06.26 漢方薬の解説不眠に使う漢方薬ストレスに使う漢方薬体質改善の漢方薬泌尿器系の漢方薬
かぜ(感冒)に使う漢方薬 【桂枝人参湯】~胃腸が弱い人の下痢・腹痛、頭痛に用いられる漢方薬~ 桂枝人参湯(けいしにんじんとう)の解説桂枝人参湯けいしにんじんとうは、人参湯に、桂枝(桂皮)を加えたものです。(桂枝湯に人参を加えたものではありません。)身体の内部(消化器)と体表を同時に温める効果があります。胃腸が弱い人、お腹が冷えると下... 2023.06.24 かぜ(感冒)に使う漢方薬消化器系の漢方薬漢方薬の解説痛みに使う漢方薬
漢方薬の解説 【二陳湯】の解説~悪心や嘔吐、胃部の不快感に用いられる漢方薬~ 二陳湯(にちんとう)の解説二陳湯にちんとうは、痰飲たんいん(痰湿たんしつ)を治す基本方剤です。痰飲とは、「人体のなんらかの代謝の異常によって、水(津液)が停滞して溜まっている状態」のこと。中医学的には「脾は生痰の源」「肺は貯痰の器」といって... 2023.06.21 漢方薬の解説吐き気に使う漢方薬消化器系の漢方薬
漢方薬の解説 【木防已湯】~動悸や息切れ、むくみや排尿困難に用いられる漢方薬~ 木防已湯(もくぼういとう)の解説木防已湯もくぼういとうは、浮腫などの水の滞りを改善させる防已(ボウイ)を主薬とする利水剤りすいざいのひとつで、とくに、胸部の水を取り除くのに用いられる漢方薬です。構成生薬 防已(ボウイ)※1 石膏(セッコウ)... 2023.06.19 漢方薬の解説