気滞(きたい)タイプのあなたへ
〜 ストレスや緊張で、心と体がギュッとこわばっていませんか? 〜
あなたの体質傾向とは?
「気滞(きたい)」とは、漢方でいう「気(エネルギー)」の流れが滞っている状態です。
ストレス・環境の変化・緊張などが原因で、心と体のバランスが乱れやすくなります。
気の巡りが滞ると、不安感・イライラ・生理不順・お腹の張り・喉の違和感など、さまざまな不調が現れやすくなります。
こんな症状が出ていませんか?
- 緊張すると胃がキリキリする、食欲がなくなる
- お腹や胸のあたりがつかえる・張る感じがする
- 喉に何か詰まった感じがする(梅核気)
- ため息が多い、気持ちが晴れない
- 月経前になると気分が落ち込む or イライラする
- 便秘と下痢を繰り返すことがある
- 感情の起伏が激しい、自律神経の乱れを感じる
気滞タイプにおすすめの漢方薬
気滞には、「気の巡り」を良くする疏肝(そかん)作用をもつ処方が基本となります。
ストレス・イライラ・生理トラブル・胃腸不調など、あなたの症状に合わせた調整が可能です。
| 漢方薬名 | 適応の目安 |
|---|---|
| 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) | 喉の異物感・ストレス性の咳、吐き気、息苦しさ |
| 香蘇散(こうそさん) | 気分が沈みやすく、風邪もひきやすいタイプに |
| 加味逍遥散(かみしょうようさん) | PMS・月経不順・不眠・情緒不安定などに |
| 四逆散(しぎゃくさん) | 不安・不眠・ストレスからくる胃腸症状や咳に |
日々の養生アドバイス
気滞の改善には、「気を巡らせる習慣」と「ストレスマネジメント」が鍵です。
- 香りのよい食材(しそ・春菊・柑橘系)を取り入れる
- 軽い運動やストレッチで、体と気分をほぐす
- 感情をため込まず、こまめに深呼吸・発散する(声を出して笑う等)
- こだわりすぎず、肯定的に考えてみる
- ハーブティーやアロマなど香りの癒しもおすすめ
- 朝日を浴びて体内時計を整える
よくあるご相談
- 「病院では異常なし。でも毎日モヤモヤ…」
- 「喉に何かつかえてる感じがして、息が苦しい」
- 「月経前になると、爆発しそうなほどイライラします」
- 「お腹が張る、食欲がない、気持ちも重い」
→ それ、気滞のサインかもしれません。
