附子

漢方薬の解説

【大防風湯(だいぼうふうとう)】の解説

倦怠感、冷え、栄養不良をともなう、慢性の膝関節痛に用いられる漢方薬 大防風湯だいぼうふうとうは、おもに慢性の関節痛(とくに膝)に用いられています。 気血を補う生薬がベースに配合されており、体力の衰えた高齢者、やせている方、虚弱な方に...
漢方薬の解説

【桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)】の解説

~関節痛・神経痛に用いられる漢方薬~ 桂枝加朮附湯けいしかじゅつぶとうは 桂枝湯けいしとうに、蒼朮そうじゅつと附子ぶしを加えたもの。 急性または慢性の痛み(神経痛や関節痛)に用いられます。 漢方的には桂枝湯の証である表寒...
漢方薬の解説

【真武湯(しんぶとう)】の解説

~身体を温め、水分代謝を改善する漢方薬~ 真武湯しんぶとうは、体力の低下があり、身体が冷えている人の、 下痢や腹痛、めまい、浮腫(むくみ)などの症状に用いられます。 新陳代謝を促進させて身体を温める附子や、 利水作用のよ...
中薬学(生薬の効能)

【温裏薬】~附子・乾姜・桂皮/肉桂・丁子/丁香・呉茱萸・細辛・小茴香~

7-(1) 温裏薬(おんりやく) 温裏薬に分類される各生薬の解説です。 ⇒温裏薬とは? 附子(ぶし) キンポウゲ科ハナトリカブトまたはオクトリカブトの塊根(の子根)を加工(減毒)したもの。加工ブシ。 【性味】辛 熱 ...
漢方薬の服用方法

漢方薬の小児の用量について

小児の漢方薬を服用できる年齢または用量については厳密に定まっているわけではなく、漢方薬によって、商品によって、もしくは処方医によっても異なります。実際に使用するときの目安の量、気をつけておく点についてまとめます。
漢方薬の解説

【桂芍知母湯】の解説 ~患部に発赤や熱感がある関節痛の漢方薬~

関節痛や関節リウマチに用いられている漢方薬。清熱作用のある知母(ちも)が配合されていおり、患部に熱をもっているときにも適します。しかし、麻黄・附子・甘草など少し注意が必要な生薬も含まれています。桂芍知母湯の生薬構成のポイントや副作用などの注意点について解説します。
漢方薬の解説

【麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)】の解説

配合されている麻黄・附子・細辛の3種類の生薬名がそのまま名前になっている漢方薬。高齢者の感冒の他、さまざまな症状に用いられますが、基本的には、体力が弱くて冷えの強い人、または冷えを伴う症状、に用いられます。麻黄附子細辛湯に配合されている生薬について、また使用時のポイントや注意点について解説します。
生薬の話

103回薬剤師国家試験から「附子(ブシ)」に関する出題の解説

「附子(ブシ)」に関する出題の解説 薬剤師国家試験に、附子に関する問題が出題されていましたので、解説しておこうと思います。 問題 問214-215 54歳女性。再発転移性乳がんに対する化学療法としてドセタキ...
生薬の話

毒にも薬にもなる植物「トリカブト」と【附子(ブシ)】について

附子(ブシ)は、 トリカブト(キンポウゲ科の多年草)の塊根です。トリカブトは有毒植物として知られている一方で、漢方ではその塊根を生薬(薬)として用いています。トリカブトと附子のお話。生薬として使われる附子とは。作用と副作用、注意点について。
漢方薬の解説

第98回薬剤師国家試験から「八味地黄丸」に関する問題の解説

第98回薬剤師国家試験より 問212 40歳女性。糖尿病治療を行っていたところ、下肢のしびれの訴えがあり、八味地黄丸エキス顆粒が処方された。(処方)八味地黄丸エキス顆粒 1回2.5g (1日7.5g)1日3回...
漢方薬の解説

【八味地黄丸(はちみじおうがん)】の解説

加齢に伴う症状に用いられる「腎」を補う漢方薬 八味地黄丸ひちみじおうがんは、腎虚じんきょに対して用いる補腎ほじんの代表的処方です。 とくに腎陽虚じんようきょという状態によく使われます。 簡単に言い変えますと、腎虚とは腎の力が衰...
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