漢方薬の効果や副作用に関するよくある質問

漢方薬の効果や副作用に関する疑問・質問への回答

同じ漢方薬(エキス剤)でもメーカーが違うと効果も変わりますか?

はい。漢方薬の名前は同じでも、使用している生薬、その生薬の産地、煎じ方(製法)はメーカーによって差異があります。
例えばコーヒー豆でもメーカーによって豆の産地、製法が異なれば味や香りの違いとして表れるのと同様で、抽出されている成分の量が全て同じというわけではありません。よって効果にも違いが生じていることもあり、疾患に応じて一部メーカーを使い分けて処方される医師等もおられます。
ただし、その漢方薬が体に合っているかどうかいう問題に比べれば、メーカーの違いはそこまで大きな問題ではありません。

痩せられる漢方薬はありますか?

わざわざ漢方薬を飲まなくても、理論上は食事療法と運動療法とあなたの強い意志で痩せられます。
と言ってしまうと元も子もないので、どうしても漢方でという場合は個別にご相談ください。痩せられない原因、体質などを考慮しなければいけませんので、これを飲めば誰でも簡単に痩せるということは言えません。

エキス製剤よりも煎じ薬の方が効果が高いのですか?

はい。煎じ薬の方が、香りも含めて有効成分の含量は多いです。
もともと、○○湯という名前の漢方薬なら、本来は煎じて服用するものであり、それが本来の一番効果が得られる服用方法です。エキス剤は、それを手軽に扱えるように製剤化したものです。ラーメンに例えるなら、原料にこだわって毎日仕込んでスープを作るラーメン屋さんのラーメンか、全国どこでも同じ味が食べられるように製造されたインスタントラーメンかの違いです。エキス剤と煎じ薬は、そもそも別のものだと考えることもできます。それぞれにメリット・デメリットがありますので、どちらがおススメかというと、何を求めているかによって変わってきます。

エキス剤・煎じ薬の違い、詳しくはこちら

漢方薬にも副作用はありますか?

はい。漢方薬も医薬品ですので作用があれば副作用もあります。
使い方が正しくなかったために起こってしまう副作用や、正しく使っていても長期に服用を続けることで起こる可能性の副作用もあります。
ご自身で市販の漢方薬を購入して長期に服用されている場合は、漢方薬に詳しい薬剤師に相談しながら購入されるか、定期的に医療機関で検査を受けられることをお勧めします。
関連コラム(漢方薬の副作用の解説)へ

漢方薬はどのくらい飲み続けたら効果が出ますか?

服用する回数や期間は、症状や漢方薬によって異なります。
1包ですぐ効く漢方薬もあります。風邪に使う漢方薬などは数日以内での効果を期待して使うので、効果がない場合は速やかに別の漢方薬に変更しなければいけません。慢性の症状に使用する場合の効果の判定は、2週間から1か月程度服用してからの方がよいでしょうし、体質改善の目的ならば半年、1年と継続して服用頂くこともあります。

病院で処方された漢方薬が自分に合っているのかどうか分からないのですが…?

効いているのかどうか分からないまま漫然と服用を続けているのは良くありません。処方意図や分からないことについては処方医に尋ねるのが確実です。「処方してもらっているけどその医師は漢方薬に詳しくないから…」という声も度々聞かれますが、漢方薬に詳しくなくても医師としてはプロなわけで、あなたの体のことはあなたを直接診察した医師がよく分かっているはずです。効いていないと思われるなら「効果を感じられません」と診察時に伝えてください。

西洋薬の利尿薬と、漢方薬の利水剤の違いは?

利尿剤は、単純に尿量を増やします。利水剤は、体の偏在している「水」のバランスを整えます。「脚が浮腫んでいるけど喉は乾く」という症状に対して利水剤を用いた場合、浮腫みと喉の渇きが同時に改善するようにはたらき、水が再分配されたときに、体に過剰な水があれば尿量が増え、過剰な水がなければ尿量は増えません。

効能効果の欄に書かれていない病気に使っても大丈夫なんですか?

漢方薬は病名ではなくて体質(証)で考えて使用されます。だから効能には書かれていなくても体質に合えば使用できます。逆に効能に書かれている病気でも体質(証)が違っていたら効かない、または逆効果ということもあります。(ただし、保険で処方される場合はその漢方薬の保険適用病名に基づいて処方されていなければ査定を受ける可能性はあります)

 

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