黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)の説明・服薬指導の例文

漢方薬別の服薬指導例文集

黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)という漢方薬です。

体力の目安甘草麻黄大黄附子
虚弱

一般的な説明

  • このお薬は、とても疲れやすい人、カゼをひきやすい人の、体質改善に用いられる漢方薬です。
  • 病後の体力回復の目的で用いられることがあります。
  • 虚弱なため、汗をかきやすい、寝汗が多い、皮膚の症状が治りにくい、などがあるときに適しています。

補足の説明

  • 小建中湯(しょうけんちゅうとう)という漢方薬に、黄耆おうぎという生薬を加えたものです。
  • 黄耆には元気をつけるだけでなく、発汗を調節するはたらきがあります。
  • 甘くて飲みやすい漢方薬です。

注意事項の説明

  • (ツムラの医療用エキス製剤の場合)通常成人量は「1日6包」です。
  • 体質改善のため長期に連用することが多く、そのときは甘草かんぞうによる副作用(低カリウム血症、偽アルドステロン症など)の発現に注意してください。

 

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