地黄

漢方薬の解説

【滋陰降火湯】~切れにくい痰、咳、口腔乾燥に用いられる漢方薬~

滋陰降火湯(じいんこうかとう)の解説 滋陰降火湯じいんこうかとうは、身体に潤いを与える(⇒滋陰)、それによって、上昇する熱症状を抑える(⇒降火)という漢方薬です。 うるおい不足による、切れにくい痰、咳、口腔乾燥などに用いられています。 ...
婦人科の漢方薬

【温清飲】の解説~カサカサして痒みがある皮膚疾患の漢方薬~

温清飲(うんせいいん)の解説 温清飲うんせいいんは、四物湯しもつとうと黄連解毒湯おうれんげどくとうを合わせたものです。 温清・・飲の名前で言えば、四物湯が「温」、黄連解毒湯が「清」を担っています。 四物湯は、血虚証けっきょしょ...
漢方薬の解説

【消風散】~ジュクジュクした皮膚疾患などに用いられる漢方薬~

消風散(しょうふうさん)の解説 消風散しょうふうさんは、皮膚疾患によく用いられていて、 とくに慢性の湿疹、分泌物が多い湿疹といえばまず消風散、というくらい代表的な漢方薬です。 消風散が使われる皮膚の状態は、次のような特徴がある...
漢方薬の解説

【大防風湯】の解説~慢性の膝関節痛に用いられる漢方薬~

大防風湯(だいぼうふうとう)の解説 大防風湯だいぼうふうとうは、おもに慢性の関節痛(とくに膝)に用いられています。 気血を補う生薬がベースに配合されており、体力の衰えた高齢者、やせている方、虚弱な方に適した漢方薬です。 倦怠感...
漢方薬の解説

【七物降下湯】~高血圧にともなう随伴症状に使われる漢方薬~

七物降下湯(しちもつこうかとう)の解説 七物降下湯しちもつこうかとうは、おもに高血圧症(とくに最低血圧が高い)と、それに随伴する症状に用いられます。 昭和期の代表的な医師、大塚敬節氏が自らの高血圧治療のために考案した処方です。 構...
漢方薬の解説

【牛車腎気丸】~体力の衰えによる腰痛、下半身のしびれ、脚のむくみ等に用いられる漢方薬~

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)の解説 牛車腎気丸ごしゃじんきがんは、 八味地黄丸はちみじおうがん(別名:腎気丸)に、牛膝ごしつと車前子しゃぜんしという2つの生薬を加えたもの。 八味地黄丸を用いる症状があり、 かつ八味地黄...
漢方薬の解説

【連珠飲】~四物湯と苓桂朮甘湯を合方したもの~

連珠飲(れんじゅいん) 構成生薬 当帰(トウキ) 白朮(ビャクジュツ) 芍薬(シャクヤク) 川芎(センキュウ) 地黄(ジオウ) 茯苓(ブクリョウ) 桂皮(ケイヒ) 甘草(カンゾウ) ...
中薬学(生薬の効能)

【補血薬】~当帰・熟地黄・何首烏・白芍・阿膠・竜眼肉~

17-(3) 補血薬(ほけつやく) 血(けつ)を補い、主に血虚証を改善するのに用いる生薬を、補血薬といいます。 一般に血虚の症状としては 顔色につやがない、唇や爪が蒼白(白っぽい)、頭のふらつき、目がかすむ等…[血虚一般]...
生薬の話

生地黄、乾地黄、熟地黄・・・の違い

地黄(じおう) 地黄という生薬は、その加工状態によって名称が異なってきます。 また状態が違えば、効能もそれぞれ異なってくると考えられています。 さらに、日本の中国とでは、呼び方が微妙に異なります。 区別せずに使われている...
中薬学(生薬の効能)

【清熱涼血薬】~生地黄・牡丹皮・赤芍・玄参・犀角~

漢方薬に使用される生薬で「清熱涼血薬(せいねつりょうけつやく)」に分類される生薬の解説ページです。清熱涼血薬とは。そして、生地黄・牡丹皮・赤芍など、各生薬の効能の特徴や注意点についてまとめています。
漢方薬の解説

【炙甘草湯】の解説~動悸や息切れに用いられる漢方薬~

炙甘草湯(しゃかんぞうとう)は、動悸・息切れに対する代表的な漢方薬です。のどの痛みに用いられる甘草湯(かんぞうとう)とは全く異なるものです。炙甘草と甘草の違い、炙甘草湯の動悸や息切れに対する効果、副作用や注意点について解説します。
違い・使い分け

【麻子仁丸】と【潤腸湯】の違い

慢性の便秘・便が硬くて出ない便秘・高齢者の便秘などには、潤腸湯(じゅんちょうとう)や麻子仁丸(ましにんがん)が有効とされています。では、ではこの二つの漢方薬はどのような作用で便秘に効いてくれるのか、そしてどういう違いがあるのかについてまとめます。
漢方薬の解説

【六味丸(ろくみがん)】の解説~腎陰を補う漢方薬~

六味丸(ろくみがん)の解説ページです。八味地黄丸は「冷え」の症状があるときに適しているのに対して、六味丸は逆に「ほてり」があるときに用いられる漢方薬です。構成生薬の特徴、効能効果、副作用や使用時の注意点など解説します。
漢方薬の解説

【五淋散】~膀胱炎のような排尿痛、残尿感などに使われる漢方薬~

五淋散(ごりんさん)の解説ページ。さまざまな原因による排尿異常に用いられる泌尿器系の代表的な漢方薬です。構成生薬の特徴、効能効果、使用時の注意点などについて解説します。
漢方薬の解説

【三物黄芩湯】の解説~手足のほてりを潤して冷ます漢方薬~

三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)の解説ページです。手足の不快な火照り、手足がほてって眠れないなどの症状によく用いられる漢方薬です。その他、イライラ、湿疹、痒みなどに。もともとは産後に使用されていた薬。三物黄芩湯の効果や注意点について解説します。
タイトルとURLをコピーしました