小建中湯(しょうけんちゅうとう)という漢方薬です。
体力の目安 | 甘草 | 麻黄 | 大黄 | 附子 |
虚弱 | ○ | ― | ― | ― |
一般的な説明
- このお薬は、体力の低下にともなう倦怠感や腹痛などに用いられる漢方薬です。
- 虚弱な子どもの体質改善ではよく用いられます。
- 胃腸が弱い人の、腹痛、緊張するとお腹が痛くなる場合などに(過敏性腸症候群など)も用いられます。
補足の説明
- 高齢者や虚弱者の、下痢や便秘で用いることができます。
- 子どもの夜尿症(おねしょ)や夜泣きで処方されることがあります。
- 桂枝加芍薬湯に、膠飴を加えたものです。
- エキス剤の場合は、膠飴の含まれている分、1回の服用量が多くなっています。
- シナモンの香りがありますが、甘くて子どもでもとても飲みやすい味です。
注意事項の説明
- お腹を冷やさないように気をつけてください。
- 腹部膨満や嘔吐のあるときは適さないおそれがあるので、医師や薬剤師にご相談ください。
- 連用する場合は甘草の副作用に注意が必要です。むくみ等の体調変化があるときはご相談ください。
- 糖尿病治療薬のα-グルコシダーゼ阻害薬(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)を服用中で、腹部膨満のあるときは、使用を中止して医師や薬剤師にご相談ください。