甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)の説明・服薬指導の例文

漢方薬別の服薬指導例文集

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)という漢方薬です。

体力の目安甘草麻黄大黄附子
中等度以下

一般的な説明

  • このお薬は、感情が高ぶったり、精神的に不安定になっているときに用いられる漢方薬です。
  • つよい精神的なショックを受けたあとに眠れない、理由もなく急に悲しくなったり、泣き叫びたくなったり、落ち込んだりするときなどに用いられます。
  • 子どもの夜泣き、疳の虫(かんのむし)、チックなどにも用いられます。
  • ぼんやりとしていて、あくびがよく出る人に適すると言われています。

補足の説明

  • 甘い味です。味にも気持ちを落ち着かせる効果があります。
  • 即効性がありますので、発作時に頓服で使用することができます。

注意事項の説明

  • 甘草かんぞうの配合量が多いので、連用するときは偽アルドステロン症という副作用に注意が必要です。血圧の上昇、下肢のむくみ、手足のしびれ、筋肉の脱力感などが起こったときは使用を中止してください。
  • 小麦アレルギーの方は使用できません。

 

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