四物湯（しもつとう）の説明・服薬指導の例文

四物湯（しもつとう）という漢方薬です。

一般的な説明

• このお薬は、血液の不足による冷えや、皮膚の荒れ、貧血の症状などに用いられる漢方薬です。
• 月経不順、産前産後の異常、血の道症といわれる（女性ホルモンが関連する）神経症状の改善にも用いられます。
• 四物湯は血虚けっきょに用いられる代表的なお薬です。
• 構成生薬は、当帰とうき、芍薬しゃくやく、川芎せんきゅう、地黄じおうの４種類です。
• 血けつを補う、血けつを巡らせる、滋養を高めるなどの作用があります。

補足の説明

• 温服が望ましいです。エキス剤をお湯に溶かすと黒っぽい色の液になり、セロリ系の特有の芳香がつよくなります。ですが苦味は少なく比較的飲みやすい味です。
• 単独でも使用されますし、他の漢方薬との併用で処方されることもよくあります。
• 男性が服用しても問題ありません。

注意事項の説明

• もともと食欲不振や下痢がある場合、服用に適さないかもしれないので、医師または薬剤師にご相談ください。
• 服用後に胃もたれ、悪心、消化不良、下痢などの起こることがあります。食後に服用することで改善できることがありますが、症状が続くときは服用を控えてご相談ください。

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【四物湯（しもつとう）】の解説～補血剤の基本の漢方薬～

四物湯（しもつとう）は補血の基本方剤であり、調経（月経を調える）の基本処方としても使われます。補血剤なので「血虚」に用いられますが、東洋医学的な「血虚」と西洋医学的な「貧血」は異なります。四物湯の補血作用の特徴と効能、注意点について解説します。

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