帰脾湯(きひとう)の説明・服薬指導の例文

漢方薬別の服薬指導例文集

帰脾湯(きひとう)という漢方薬です。

体力の目安甘草麻黄大黄附子
中等度以下

一般的な説明

  • このお薬は、胃腸虚弱で倦怠感や貧血の傾向がある人の、不眠、精神不安などに用いられる漢方薬です。
  • もともと胃腸の弱い人が、過労や心労によって、不安になる、動悸がする、眠れない、夢が多い、物忘れが多くなったなどのときに利用されます。
  • 消化器機能の改善や、貧血の改善の目的で使用されることもあります。

補足の説明

  • 皮下出血、血尿、月経過多、不正性器出血など、出血の傾向がみられるときに用いられることがあります。
  • のぼせ、イライラ、怒りなどの症状がつよい場合は、さらに柴胡さいこ山梔子さんししといった生薬を加えた加味帰脾湯(かみきひとう)を検討されてください。

注意事項の説明

  • あまり即効性はありませんので、用法通りにしばらく服用して様子をみてください。
  • 糖尿病の指標のひとつである1.5-AGの値に影響が出ることがあります。(遠志おんじ

 

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