桂枝加芍薬湯（けいしかしゃくやくとう）の説明・服薬指導の例文

桂枝加芍薬湯（けいしかしゃくやくとう）という漢方薬です。

一般的な説明

• このお薬は、腹痛やお腹の張りに用いられる漢方薬です。
• しぶり腹（下痢の回数は多いが１回の排便が少なく残便感があり、繰り返し急な腹痛をともない便意をもよおす）の下痢に用いられます。
• ストレスや緊張から起こる、下痢をともなう腹痛にも用いられます。（過敏性腸症候群）

補足の説明

• 桂枝湯（けいしとう）の、芍薬しゃくやくの量を倍に増やしたものです。
• 芍薬を増やすことで、腹部の過緊張を緩和するはたらきを強めています。
• 一般的な下剤や大黄だいおうを含む漢方薬では、腹痛が起こってしまい服用できない人の、便秘に用いられることがあります。

注意事項の説明

• シナモンの味がします。シナモンが苦手な場合は、お湯に溶かさず水で服用してください。
• 冷えると腹痛などの症状が悪化するので、お腹を冷やさないよう気をつけてください。
• 整腸剤・乳酸菌製剤などとの併用は問題ありません。
• 症状が改善したら服用を中止してかまいません。

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【桂枝加芍薬湯】の解説～腹痛をともなう下痢や便秘に用いる漢方薬～

桂枝加芍薬湯（けいしかしゃくやくとう）の解説ページです。桂枝湯（けいしとう）の芍薬の量を増したものになります。小建中湯（しょうけんちゅうとう）から膠飴を除いたものにも相当します。配合生薬のはたらきとその効果について解説します。

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