大建中湯(だいけんちゅうとう)の説明・服薬指導の例文

漢方薬別の服薬指導例文集

大建中湯(だいけんちゅうとう)という漢方薬です。

体力の目安甘草麻黄大黄附子
虚弱

一般的な説明

  • このお薬は、お腹の冷えにともなう、下腹部の痛み、腹部膨満感に用いられる漢方薬です。
  • 腹部の手術後の、イレウス(腸閉塞)の予防にも用いられています。

補足の説明

  • お腹の冷えがある場合は、下痢でも便秘でも処方されることがあります。
  • お腹を温め、血流をよくして、胃腸のはたらきを活発にし、症状を改善します。
  • 一時的な症状であれば、頓服で使用してもかまいません。
  • 山椒などの辛味のある漢方薬で、服用後も口の中にピりピりとした感じが残ることがあります。水などですすいでください。

注意事項の説明

  • 普段から腹部を冷やさないように気をつけてください。
  • 冷たい飲み物・食べ物、生野菜、果物、酢の物などお腹を冷やしやすいものは摂り過ぎないように注意してください。
  • 糖尿病治療薬のα-グルコシダーゼ阻害薬(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)を服用中で、腹部膨満のあるときは、使用を中止して医師や薬剤師にご相談ください。

 

例文集トップ(目次)にもどる

 

タイトルとURLをコピーしました