袪風湿薬

中薬学(生薬の効能)

【袪風湿強筋骨薬】~桑寄生・五加皮~

4-(3)  袪風湿強筋骨薬(きょふうしつきょうきんこつやく)袪風湿強筋骨薬は、風湿の邪をとりながら、筋骨を強める作用もある薬です。湿邪の特徴のひとつが粘滞性で、慢性化するとなかなか治りにくくなるものです。筋骨に侵入した風湿の邪による慢性的...
中薬学(生薬の効能)

【袪風湿清熱薬】~秦艽・防已・豨薟草・桑枝~

4-(2) 袪風湿清熱薬(きょふうしつせいねつやく)袪風湿清熱薬は、袪風湿薬のなかで、特に熱痺があるときに用いることができる薬です。風邪+湿邪+熱邪の風湿熱痺証です。関節が赤くなったり、腫れたり、熱感があったりして、痛いなどの症状に適してい...
中薬学(生薬の効能)

【袪風湿散寒薬】~独活・威霊仙・木瓜・徐長卿~

4-(1)  袪風湿散寒薬(きょふうしつさんかんやく)袪風湿散寒薬は、袪風湿薬のなかで、特に風寒湿痺証に適している薬です。独活(どくかつ/どっかつ)ウコギ科ウドの根茎※次の類似生薬とは区別されています。・ウコギ科ウドの根⇒和羌活(かつての羌...
中薬学(生薬の効能)

袪風湿薬(きょふうしつやく)の概念

袪風湿薬は、風湿の邪気を排除する効能をもち、主に痺証(ひしょう)という症状を改善するために用いられます。痺証の特徴、それに対応させる袪風湿薬の使い方について。