中薬学(生薬の効能)補虚薬(ほきょやく)の概念 17.補虚薬 補虚薬とは、虚(=足りていないもの、弱いもの)を補う薬で、 正気を補う、体質を改善させる、病気に対する抵抗力を増強させるといった、虚弱状態の改善のため、いわゆる虚証に用いられる生薬のグループです。 補虚薬はまた状... 2022.05.17中薬学(生薬の効能)
漢方薬の解説【当帰芍薬散の解説】~冷え症で貧血ぎみ、むくみやすい人に合います~ 当帰と芍薬が含まれ「血」の不足を補う作用があり、冷え症で貧血ぎみの女性によく使われています。安産の薬、安胎薬としても知られます。そのため女性用の漢方薬のイメージが強いですが、男性にも用いられますし、非常に適応範囲の広い方剤です。 2020.10.07漢方薬の解説冷えに使う漢方薬血虚で使われる漢方薬婦人科の漢方薬
漢方薬の解説【五淋散の解説】~膀胱炎のような排尿痛、残尿感などに使われます~ 五淋散は泌尿器系の代表的な漢方薬です。市販薬の「ボーコレン」もこの五淋散。「淋」というのは水が滴る(したたる)ことを表していて、尿がポタポタと垂れ落ちる状態を意味します。つまりさまざまな原因による排尿異常を治すための漢方薬であるということです。 2020.10.03漢方薬の解説
漢方薬の解説【当帰飲子の解説】~乾燥肌の皮膚のかゆみに用いる漢方薬~ 乾燥肌に対する「当帰飲子」の効果の解説。乾皮症、皮脂欠乏性湿疹、老人性皮膚掻痒症と言ったりしますが、いずれも皮膚がカサカサとして、粉をふいたように白っぽくなり、痒くなって、乾燥した皮膚がぽろぽろと落ちる、このような状態は漢方的には「血虚」です。 2020.09.11漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬血虚で使われる漢方薬
漢方薬の解説【十全大補湯の解説】~気と血を両方補う漢方薬~ 三大補剤(補中益気湯・十全大補湯・人参養栄湯)のひとつ。十全大補湯は、気虚と血虚をともに改善したいときの漢方薬で、体力が著しく消耗している状態のときに使います。十全大補湯の効果や副作用、使用のポイントについて。 2020.05.19漢方薬の解説血虚で使われる漢方薬気虚に使われる漢方薬
漢方薬の解説血虚に対する基本処方【四物湯】の解説~血虚と貧血の違い~ 四物湯(しもつとう)は補血の基本方剤であり、調経(月経を調える)の基本処方としても使われます。補血剤なので「血虚」に用いられますが、東洋医学的な「血虚」と西洋医学的な「貧血」は異なります。四物湯の補血作用の特徴と効能、注意点について解説します。 2019.09.15漢方薬の解説血虚で使われる漢方薬婦人科の漢方薬