柿蒂湯(していとう)
柿のヘタを配合した漢方薬で、しゃっくりに用いる薬として知られています。
構成生薬
柿蒂とは、柿のヘタのことです。
渋味による降気の効能をもっていて、しゃっくり(吃逆)に用いられる代表的な生薬のひとつです。
丁子(クローブ)と生姜(しょうが)はいわゆる香辛料としても使われますが
丁子も生姜もやはり、降逆作用を有しており、協力してしゃっくりを抑えます。
効能効果
しゃっくり
ごく一般的なしゃっくりに用いることができます。
丁子や生姜は胃腸を温めますので、胃寒の吃逆(胃が冷えているときのしゃっくり)により適します。
出典
『済生方』
胸満して吃逆が止まないものを治す
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