漢方薬の解説 【桃核承気湯】の解説~便秘がちな人の月経に関連した症状に用いる漢方薬~ 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)の解説ページです。桃核承気湯は、便秘を伴う症状や月経に関連した症状に使われる漢方薬です。構成生薬とそのはたらき、効能効果、使用時の注意点、他の駆瘀血剤である桂枝茯苓丸などとの違いについて解説します。 2020.05.12 漢方薬の解説便秘に使う漢方薬婦人科の漢方薬
生薬の話 小青竜湯や大青竜湯の「青竜」とは、あの生薬のこと 小青竜湯と大青竜湯の名前に含まれている「青竜」とは。竜のもつ能力と、その名を持つ漢方薬の作用との関係性について。「青竜」とは実はある生薬を指しています。 2020.05.12 生薬の話
漢方薬の解説 【小建中湯(しょうけんちゅうとう)】の解説 建中湯類のひとつ。小児用の薬というわけではありませんので、症状が合えば成人や高齢者でも適しますが、ただ小児の体質改善には非常によく使われている方剤です。 2020.05.11 漢方薬の解説消化器系の漢方薬体質改善の漢方薬
便秘に使う漢方薬 【麻子仁丸】の解説~高齢者や胃腸虚弱な方の便通を改善させる漢方薬~ 麻子仁丸(ましにんがん)は一般的な(いわゆる下剤の)瀉下作用に加えて、腸内の乾燥を潤すことで便通を改善させる効果があり、主に高齢者や胃腸虚弱な方の便秘に用いられています。麻子仁丸に配合される生薬の特徴とその効果、注意点について解説します。 2020.05.10 便秘に使う漢方薬消化器系の漢方薬漢方薬の解説
漢方薬の解説 不正出血や月経過多などに【芎帰膠艾湯】~補血と止血の効果をもつ漢方薬~ 芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)は補血と止血の作用のある漢方薬で、女性の不正出血や、月経過多、あるいは痔出血などに使われます。配合されている生薬とそのはたらきについてまとめ、作用の特徴や注意点を解説します。 2020.05.06 漢方薬の解説冷えに使う漢方薬血虚で使われる漢方薬婦人科の漢方薬
生薬の話 【半夏(ハンゲ)】を含む、吐き気に効果のある漢方薬のまとめ 半夏(ハンゲ)は、サトイモ科、カラスビシャクのコルク層を除いた塊茎。水滞によって起こる悪心・嘔吐を治す代表的な薬であり、吐き気に効果のある漢方薬によく(生姜とペアで)配合されています。半夏が配合される代表的な漢方薬についてまとめました。 2020.05.05 生薬の話吐き気に使う漢方薬
生薬の話 「桃仁」と「杏仁」の違いと共通点について 桃仁(トウニン)と杏仁(キョウニン)の違いと共通点について。桃仁はバラ科のモモ(桃)の種子。杏仁はバラ科のアンズ(杏)の種子です。同じバラ科の種子なので共通する作用を有しますし、形や色も、同じくバラ科のアーモンドに似ています。が、漢方では違う使い方をします。また、バラ科に共通して含まれる毒性のあるアミグダリンについて。 2020.05.05 生薬の話
生薬の話 103回薬剤師国家試験から「附子(ブシ)」に関する出題の解説 「附子(ブシ)」に関する出題の解説薬剤師国家試験に、附子に関する問題が出題されていましたので、解説しておこうと思います。問題問214-215 54歳女性。再発転移性乳がんに対する化学療法としてドセタキセル・シクロホスファミド療法(4コース)... 2020.05.04 生薬の話
生薬の話 毒にも薬にもなる植物「トリカブト」と【附子(ブシ)】について 附子(ブシ)は、 トリカブト(キンポウゲ科の多年草)の塊根です。トリカブトは有毒植物として知られている一方で、漢方ではその塊根を生薬(薬)として用いています。トリカブトと附子のお話。生薬として使われる附子とは。作用と副作用、注意点について。 2020.05.04 生薬の話
漢方薬の解説 【二朮湯(にじゅつとう)】の解説~適応症は五十肩だけ?~ なぜ「二朮湯」の適応が五十肩なのか?効能書きはシンプルに書かれていますが、構成している生薬は少し多くて複雑です。「朮」が2つとも使用されているのが特徴です。大事な点は「湿」の存在。二朮湯が五十肩の薬として使える理由を解説します。 2020.05.04 漢方薬の解説痛みに使う漢方薬
副作用 甘草の副作用である偽アルドステロン症、1日摂取量の上限について 漢方薬の副作用として、甘草による偽アルドステロン症がよく知られています。甘草は非常に多くの漢方薬に配合されており、漢方薬の使い方によっては過剰に摂取してしまう可能性があります。副作用の起こりやすい摂取量、また甘草を含む漢方薬の使用時に気をつけておくことについて。 2020.05.04 副作用
漢方薬の解説 【十味敗毒湯】の解説~皮膚の症状のための日本生まれの漢方薬~ 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)の解説十味敗毒湯じゅうみはいどくとうは、十味、つまり10種類の生薬からなり、毒を敗退させる効果があるという意味の漢方薬です。この場合の「毒」は「ポイズン」のことではありません。漢方では色々なときに毒と表現す... 2020.05.04 漢方薬の解説皮膚の症状に使う漢方薬
生薬の話 103回薬剤師国家試験から、生薬に関する問題の解説 平成30年2月の、103回薬剤師国家試験から、生薬の問題とその解説です。問 109 生薬の基原と用途に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選べ。キョウニン及びトウニンは、いずれもバラ科植物の種子を基原とし、駆瘀血薬として用いる。トウキ... 2020.05.03 生薬の話
生薬の話 白朮(びゃくじゅつ)の効能「利水作用」について 白朮の効能白朮は、キク科のオケラまたはオオバナオケラの根茎。気を補う生薬、補気薬に分類されます。特に漢方では、脾を補って気を益す生薬として脾虚証によく利用されています。それとともに白朮は、水毒を除く要薬でもあります。胃腸の働きを助けつつ消化... 2020.05.03 生薬の話
生薬の話 第101回薬剤師国家試験から、生薬についての問題の解説 問題生薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 トウニンは、エビスグサの種子由来の生薬で、駆瘀血薬として用いられる。 ニンジンは、オタネニンジンの根由来の生薬で、補気薬として用いられる。 トウキは、トウキまたはホッカイトウキの根由... 2020.05.02 生薬の話