五虎湯(ごことう)の説明・服薬指導の例文

漢方薬別の服薬指導例文集

五虎湯(ごことう)という漢方薬です。

体力の目安甘草麻黄大黄附子
中等度以上

一般的な説明

  • このお薬は、咳や気管支ぜんそくに用いられる漢方薬です。
  • 息苦しくなるような、咳が激しいときに用いられます。

補足の説明

  • 甘味があって飲みやすいので、子どもにもよく用いられます。
  • 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)に、桑白皮そうはくひを加えたもので、麻杏甘石湯よりも鎮咳・消炎の作用が強化されています。
  • 麻杏甘石湯と同様、まれに痔の痛みに対して処方されることがあります。

注意事項の説明

  • 基本的には体力が十分にある人向きの漢方薬で、虚弱な方には適さないことがあります。
  • 胃腸が弱い人では消化器症状に注意が必要です。食欲不振、悪心などが起こるときは使用を控えてご相談ください。
  • もともと冷え症の人では、身体に熱感がないときに服用すると手足が冷えてくることがあります。
  • 夜に服用すると、眠りにくくなることがあります。
  • 高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害、排尿障害などがある場合は、医師にご相談ください。

 

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