肌は健康のバロメーター。
炎症、かゆみ、乾燥、繰り返す発疹など、皮膚のトラブルには必ず“内側の原因”があります。
漢方では、症状の見た目だけでなく体質・内臓の働き・気血水のバランスを重視し、根本からの改善を目指します。
ここでは、特にご相談の多い4つの症状について、漢方的な原因・タイプ別の特徴・処方例・養生法を詳しく解説しています。
気になる症状からお読みください。
【症状一覧】
1. にきび・吹き出物
思春期だけでなく、大人になってからの「大人ニキビ」も増加中。
漢方では、熱毒・肝火・血瘀・血虚などに分けて原因を特定し、皮膚環境とホルモンバランスを整える処方を選びます。

にきび・吹き出物|漢方で内側から整える肌ケア
にきびや吹き出物の漢方薬内側から整える、肌の自己治癒力。繰り返さない素肌を目指して。にきびや吹き出物は、単なる「皮膚の表面の問題」ではありません。皮脂や毛穴の詰まり、アクネ菌の繁殖などの直接的要因のほか、ホルモンバランスの乱れ、胃腸機能の低...
2. じんましん
急に現れて消える、かゆみと膨疹が特徴。
漢方では、風熱・湿熱・気滞・血虚など体質ごとに分け、再発しにくい体づくりを行います。

じんましん(蕁麻疹)|繰り返すかゆみを体質から改善する漢方ケア
じんましん(蕁麻疹)の漢方薬原因不明のかゆみ・発疹。繰り返すじんましんに、内側からの根本アプローチ。じんましんは、突然皮膚に赤い膨らみやかゆみが現れ、数時間で消えることもあれば、慢性的に繰り返すこともあります。西洋医学では抗ヒスタミン薬で症...
3. 湿疹・皮膚炎
赤み、水疱、膿疱、落屑、苔癬化など多様な形で現れ、慢性化しやすい。
漢方では、風熱・血熱、湿熱、血虚、瘀血、風寒湿、肝鬱気滞など多角的に分析して対応します。

湿疹・皮膚炎|かゆみ・赤みを繰り返さないための漢方体質改善
湿疹・皮膚炎の漢方薬症状を抑えるだけでなく、体質から整えて再発を防ぐ。湿疹・皮膚炎は、かゆみや赤み、じくじく感などが続き、日常生活に大きな不快感を与えます。ステロイド外用薬や抗アレルギー薬で一時的に症状を抑えられても、やめると再発を繰り返す...
4. アトピー性皮膚炎
慢性的に続くかゆみと炎症、乾燥によるバリア機能低下が特徴。
漢方では、血熱、陰虚火旺、湿潤型、脾虚型などに分け、炎症を鎮めつつ体質から改善します。

アトピー性皮膚炎と漢方薬
アトピー性皮膚炎の漢方薬〜繰り返す炎症を体の内側から整える〜「かゆみで眠れない」「季節の変わり目やストレスで悪化する」「薬を塗っても再発を繰り返す」──アトピー性皮膚炎は、皮膚の炎症とバリア機能の低下が重なって起こる、慢性の皮膚疾患です。漢...
その他、以下のような症状にも漢方薬が有効なことがあります。
ご相談ください。
- 帯状疱疹後神経痛
- 皮膚異常感覚症候群(ムズムズ脚症候群)・アロディニア
- 乾癬
- 手湿疹・手掌角化症
- 掌蹠膿疱症
- 酒さ
- etc