滋陰降火湯(じいんこうかとう)という漢方薬です。
体力の目安 | 甘草 | 麻黄 | 大黄 | 附子 |
虚弱 | ○ | ― | ― | ― |
一般的な説明
- このお薬は、のどに潤いがなく、痰がきれずに咳きこむもの、に用いられる漢方薬です。
- 乾いた咳(空せき)が長引いている場合に用いられます。
- 温かい部屋に入ると咳をする、夜に布団に入ってから咳き込んだりする場合に用いられます。
補足の説明
- 痰がある場合、とても粘った痰が少量です。サラサラの痰がたくさん出る咳には適していません。
- 乾いた咳に用いる漢方薬には麦門冬湯(ばくもんどうとう)がありますが、滋陰降火湯は、のどの乾燥だけでなく、皮膚の乾燥(カサカサ)もあり、全身に潤い不足が及んで、ほてりや寝汗などの熱感もある場合に適しています。
注意事項の説明
- 下痢をしているときは使用を控えてください。
- また、服用によって、軟便、下痢、胃もたれ、食欲不振などが起こることがあります。その場合は使用を控えてご相談ください。