漢方薬の解説 【温胆湯】~胃腸が弱い虚証タイプの不眠や神経症に用いられる漢方薬~ 温胆湯(うんたんとう)の解説冷えた胆(きも)を温めるという名前の漢方薬。「胆を冷やす」とは、恐れを感じてヒヤリとしたり、不安を感じてビクビクしたりすることです。だから逆に、冷えた胆を温めてあげれば、恐怖や不安から解放されるだろう。そこで、不... 2025.01.10 漢方薬の解説不眠に使う漢方薬
漢方薬の解説 【香砂六君子湯】~六君子湯に芳香健胃薬を加えた漢方薬~ 六君子湯に、香附子・縮砂・藿香の3つを加えた「香砂六君子湯」。3味はいずれも芳香のある理気作用をもつ生薬で、胃腸のはたらきを整えます。 2025.01.03 漢方薬の解説吐き気に使う漢方薬消化器系の漢方薬気虚に使われる漢方薬
中薬学(生薬の効能) 【消導薬】~山査子/山楂子・神曲/神麹・麦芽・萊菔子・鶏内金~ 9.消導薬(しょうどうやく)消導薬とは、主に食積内停証に用いられる薬です。消導(消化を促進する)、開胃(食欲を増進する)、和中(中焦の胃腸のはたらきを調整する)などの作用をもちます。「食べすぎ」て、消化されない飲食の積滞によって起こる、腹満... 2022.01.12 中薬学(生薬の効能)
中薬学(生薬の効能) 【理気薬】~陳皮・青皮・枳実・香附子・木香・薤白・烏薬・柿蒂・川楝子~ 8-(1) 理気薬(りきやく)他の項目に分類されている生薬でも理気りき作用(気を巡らせる作用)を有するものはたくさんありますが、こちらには理気薬としての代表的な生薬をまとめます。理気薬の一般的な作用についての解説はこちら⇒理気薬とは?陳皮(... 2021.12.30 中薬学(生薬の効能)
漢方薬の解説 【清心蓮子飲】の解説~排尿に関する不定愁訴に使われる漢方薬~ 清心蓮子飲(せいしんれんしいん)は頻尿・残尿感・排尿痛などの排尿トラブルに用いられる虚証向きの漢方薬。方剤の名前は「心」の熱を「清」する作用をもった漢方薬であることを表しています。これがなぜ泌尿器系の症状に使えるのか、蓮子の作用とともに解説します。 2021.01.23 漢方薬の解説泌尿器系の漢方薬