抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)の説明・服薬指導の例文

漢方薬別の服薬指導例文集

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)という漢方薬です。

体力の目安甘草麻黄大黄附子
中等度

一般的な説明

  • このお薬は、イライラなどの神経のたかぶりを抑えるのに用いられる漢方薬です。
  • 筋緊張、けいれん、ふるえを抑えるためにも用いられます。
  • 抑肝散よくかんさんの代用として同様に使用されることがあります。

補足の説明

  • 抑肝散よくかんさんに、陳皮ちんぴ半夏はんげを加えたものです。
  • 抑肝散を使用するよりも、症状が長期化している、悪心・胃部不快感・胃腸虚弱がある、抑うつ傾向がある、などのときには抑肝散加陳皮半夏が適しています。

注意事項の説明

  • 消化器症状の副作用として、食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢などが起こることがあります。
  • 子どもに市販の抑肝散を使用する場合は、製品ごとに使用できる年齢と用法用量が異なりますのでよくご確認ください。
  • 子どもに使用する場合は1週間くらい(それ以外は1カ月くらい)、服用しても症状がよくならない場合には、医師または薬剤師にご相談ください。

 

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