芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)の説明・服薬指導の例文

漢方薬別の服薬指導例文集

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)という漢方薬です。

体力の目安甘草麻黄大黄附子

一般的な説明

  • このお薬は、筋肉のけいれん、腹部の痛み、腰痛などに用いられる漢方薬です。
  • こむらがえりの痛みや、消化器の鋭い痛みなど、急に起こるさまざまな痛みに頓服で用いられます。

補足の説明

  • 芍薬しゃくやく甘草かんぞうだけで構成されるシンプルな漢方薬で、痛み止めとしての頓服薬です。
  • 体力に関わらず使用できます。
  • 筋肉の緊張をほぐし、痛みを和らげる作用があります。
  • 足がつったときに使われることが多いですが、胃痛、胆石、尿路結石、月経痛など広く用いることができます。
  • 通常は数十分以内に効き目が現れます。
  • 夜間の足のつりで使用する場合は、枕元にお薬と水を用意しておいてください。

注意事項の説明

  • 症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないでください。
  • 5 ~ 6 回服用しても症状がよくならない場合は服用を控えてご相談ください。
  • 痛み止めとしての対症療法です。根本的な治療には別の薬が有効かもしれませんので、医師や薬剤師にご相談ください。
  • 甘草の配合量が多い漢方薬です。むくみ、血圧の上昇、手足のだるさ、しびれ等が起こったときは、副作用のおそれがあるので、服用を控えてご相談ください。

 

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