十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)の説明・服薬指導の例文

漢方薬別の服薬指導例文集

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)という漢方薬です。

体力の目安甘草麻黄大黄附子
中等度

一般的な説明

  • このお薬は、化膿性の皮膚疾患や、皮膚のかゆみ等に用いられる漢方薬です。
  • ニキビなどの化膿性皮膚疾患の初期の炎症、もしくは、じんましんや水虫などで痒みがつよいものに用いられます。

補足の説明

  • 滲出液のあるか少ない皮膚疾患で、化膿をともなう、もしくは炎症を繰り返す場合に用いられます。
  • メーカーによって配合している生薬が少し異なりますが、効果に大きな違いはないと思われます。
  • 外用薬(塗り薬)との併用は問題ありません。

注意事項の説明

  • 水虫の原因菌(白癬菌)を退治する作用はありません。
  • 胃腸虚弱、食欲不振、悪心・嘔吐があるときの服用には適さないので、服用を控えてご相談ください。
  • アレルギー体質の方に長期で利用されることもありますが、他のお薬が有効なこともありますので症状が慢性化している場合は、医師や薬剤師にご相談ください。
  • 食生活の乱れ、睡眠不足なども改善できるようこころがけてください。

 

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