抑肝散(よくかんさん)の説明・服薬指導の例文

漢方薬別の服薬指導例文集

抑肝散(よくかんさん)という漢方薬です。

体力の目安甘草麻黄大黄附子
中等度

一般的な説明

  • このお薬は、イライラなどの神経のたかぶりを抑えるのに用いられる漢方薬です。
  • 筋緊張、けいれん、ふるえを抑えるためにも用いられます。

補足の説明

  • もともとは、小児の夜泣きやかんのむしに用いられてきた漢方薬です。
  • 更年期や月経時の精神不安、不眠(イライラして眠れない)などに使われることがあります。
  • 小児のチック症状、歯ぎしり、顎関節症、食いしばり、眼瞼痙攣(まぶたのピクピク)などに利用されることがあります。
  • 認知症の周辺症状や、夜間や術後の譫妄せんもうに用いられることがあります。
  • 温服がむずかしいときは水で服用してもかまいません。

注意事項の説明

  • 消化器症状の副作用として、食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢などが起こることがあります。
  • 子どもに市販の抑肝散を使用する場合は、製品ごとに使用できる年齢と用法用量が異なりますのでよくご確認ください。
  • 子どもに使用する場合は1週間くらい(それ以外は1カ月くらい)、服用しても症状がよくならない場合には、医師または薬剤師にご相談ください。

 

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