十全大補湯（じゅうぜんたいほとう）の説明・服薬指導の例文

十全大補湯（じゅうぜんたいほとう）という漢方薬です。

一般的な説明

• このお薬は、病後や術後の体力低下にともなう、倦怠感、食欲不振、貧血、皮膚の乾燥、手足の冷え、寝汗などに用いられる漢方薬です。
• 闘病中の気力と体力を補う目的でも利用されています。
• 元気もなく、顔色（血色）もわるい状態が続いているときに用いることができます。

補足の説明

• 同じような状態で、不安や不眠をともなう場合は、人参養栄湯にんじんようえいとうの方が適することがあります。
• 即効性はありません。数週間くらい服用して症状がよくならない場合は服用を控えてご相談ください。

注意事項の説明

• 胃腸虚弱な人では食欲不振、胃もたれ、悪心、下痢などの胃腸障害が起こる、もしくは悪化することがあります。食後に服用することで改善できることがありますが、症状が続くときは服用を控えてご相談ください。

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【十全大補湯】の解説～気と血を両方補う漢方薬～

三大補剤（補中益気湯・十全大補湯・人参養栄湯）のひとつ。十全大補湯は、気虚と血虚をともに改善したいときの漢方薬で、体力が著しく消耗している状態のときに使います。十全大補湯の効果や副作用、使用のポイントについて。

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