麻子仁丸（ましにんがん）の説明・服薬指導の例文

麻子仁丸（ましにんがん）という漢方薬です。

一般的な説明

• このお薬は、大便が乾燥がちの、常習便秘に用いられる漢方薬です。
• 便秘にともなって悪化する、腹部膨満、食欲減退、のぼせ、皮膚炎、ふきでもの（ニキビなど）、痔などの症状緩和に用いられることがあります。

補足の説明

• 高齢者や病後など、胃腸機能の低下している便秘で用いられます。
• 便に水分（潤い）を与え柔らかくし、排泄しやすくします。
• 薬の効き目には個人差があります。作用がつよいと軟便や下痢になるおそれがありますので、少量より開始し、服用量を調節してください。

注意事項の説明

• 下痢気味になるときは使用を中止してください。
• 胃腸の弱い人は、食欲不振、腹痛、下痢を起こすことがあるので注意してください。
• 妊娠中の服用については、あらかじめ医師にご相談ください。

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【麻子仁丸】の解説～高齢者や胃腸虚弱な方の便通を改善させる漢方薬～

麻子仁丸（ましにんがん）は一般的な（いわゆる下剤の）瀉下作用に加えて、腸内の乾燥を潤すことで便通を改善させる効果があり、主に高齢者や胃腸虚弱な方の便秘に用いられています。麻子仁丸に配合される生薬の特徴とその効果、注意点について解説します。

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