三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)の説明・服薬指導の例文

漢方薬別の服薬指導例文集

三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)という漢方薬です。

体力の目安甘草麻黄大黄附子
中等度以上

一般的な説明

  • このお薬は、熱感(のぼせ、顔面紅潮、のぼせて鼻血がでる)や、炎症(口内炎、皮膚症状)、またはイライラなどの精神症状に用いられる漢方薬です。
  • 身体の熱や炎症をとる漢方薬です。
  • 頭部に血がのぼりやすい、怒りっぽい、興奮しやすい、などの過剰な高ぶりを鎮静させます。

補足の説明

  • 高血圧症に随伴する症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重、不眠、不安など)に対して用いられることがあります。
  • 月経や更年期に関連する、同様の症状にも用いられることがあります。
  • 出血(鼻血、痔出血)で用いられることがあります。
  • 一般的には頓服薬として使用することが多いです。
  • 苦い味です。
  • 冷たい水で服用してもかまいません。

注意事項の説明

  • 常習的な便秘などにも使えますが、長期的な連用には勧められません。
  • 胃腸虚弱な方、冷え症の方には適していません。
  • 服用して腹痛、軟便、下痢、食欲不振などが起こるときは使用を控えてご相談ください。

 

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